風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

Liberal arts

2006-05-27 | 風屋日記
まぁ、一応私は大学を出ている学士だ。
専攻は文学部の国文学科。
昨日書いたように「モノ書き」を目指して日大芸術学部の文芸科か
早稲田大学第二文学部の文芸科に進みたかったのだが、
(一応こだわりがあって、一文ではなく二文)
別の高校の進路指導をしていた父親に「そんなとこ出て何やるんだ?」
と猛烈に反対され、結局受験すらしなかった。
モチベーションが下がったままの受験勉強で他の大学にもぐり込んだ。
正直に白状すると、大学時代にロクな勉強はしていない。
近代国文学と国語学を中心に専攻したことになってはいるが、
どっちつかずのまま卒業してしまった。

何でこんなことを書いたのかというと、
実は今、改めて大学に入って勉強したいと思っているからだ。
今なら勉強したい分野が山ほどある。
民俗学、民族学、文化人類学、比較文化学、宗教学などの社会文化系。
国際関係学、国際援助学、国際文化学などの国際系。
それらとは全く異なるが、直接的に今の仕事に関係する部分として
財務、会計などの経済、経営関係+組織論などの社会科学系は
正直、今の段階では「仕事にしてます」とは言えないほど貧弱な知識なので
改めて学びたいという希望がある。
その他にはいくつかの語学。
自分の専攻とは別に語学まで教えてもらえるんだから
今考えると大学ってのは貴重な存在だよね。

・・・ということで、今大学に入ることができるなら
たぶん講義は取りまくりだろうね。
社会のことが何もわからないまま入学したあの頃に比べて
学問に対するモチベーションは段違い。
「一度社会人になってから大学で学び直しした方がいい」
という人もいるけど、確かに今ならその説も納得できる。
私の場合、あの頃は「これしかない」と決めつけてしまっていたし、
それができなくて学問に対する興味そのものを失ってしまっていたという
若さゆえとはいいながら、とんでもない弱虫だったから
社会を肌で感じてからの方が私の場合はよかったのだと思う。
今さら気づいても遅いけど(^^;

今は「これ」と決めつけた専攻の仕方はしない。
学びたい分野を一言で言い表わすと「Liberal arts」。
実学じゃない分野で、きっちりと学問の方法論&理念を学びたいと思う。
でもね、地方に住んでいるとそういう希望にも制限がある。
無理だよなー。
こういう時だけは都会に住みたいと思ったりして(^^;
コメント
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