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風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

地球ドラマチック

2024-11-29 | 映画・芝居・TV

NHKのEテレで放送されたこの番組の
「冒険家 コンゴを行く 〜森の先住民の村で〜」を見た。
イギリス人冒険家が、コンゴの森の中で
伝統的な狩猟生活を営んでいる少数民族ムベンジェレ族の村に滞在、
彼らと生活をともにしてその生活や文化、価値観を体験する。

改めて感じたのは
「人類はコミュニティで生きる動物」だということだった。
子育ても、狩りも、食事も、老若男女みんなで行う。
集団の中で行なっていて、コミュニティが生きている。
そしてそのコミュニティを繋いでいるのが歌と踊りなのだった。
代々伝わる歌と踊りは決して娯楽だけではない。

そして彼らの言葉が重い。
「森の伐採や営利目的の狩りが我々の生活を脅かしている」
文化と文明は違う。
文明はコミュニティを壊していくものなのかもしれない。
コミュニティが壊れると文化が消滅していく。
文明により、私たちの生活はとても便利にはなったが
それは人類を幸福にしただろうか。
文明とは果たして何だろう。
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「海の沈黙」

2024-11-26 | 映画・芝居・TV

89歳の倉本聰さんの脚本ということもあり
さっそく鑑賞してきた。
本木さんと小泉今日子さん2人のシーンが印象的。
3シーンの中、セリフは数個しかないけれど、
2人の間にある空気が濃密だ。
同期デビュー時から懇意にしているという
本木さん、小泉さんともに素晴らしく、
「演じている」以上の関係性が感じられた。
また、脇役ながら中井貴一さんの存在感も出色。
演技派の役者たちにより、倉本さんの脚本が光っていた。
萩原聖人さんが言いたかったことを描くシーンの
演出だけがちょっぴり残念。
もう少しストーリーの中に引っ掛けて欲しかった。
本木さんと石坂浩二さんが同世代という設定にも驚き。
石坂さん若い!

美とは何ぞや。
金でも、著名人の評価でも測れるものではない。
これはかつて岡倉天心や柳宗悦も訴えたこと。
しかし残念ながら、人はついそういうモノサシに頼ってしまう。
主人公の姿が、画家で詩人だった村山槐多に重なって見えた。
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「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」

2024-11-13 | 映画・芝居・TV

公開された時から気になっていた映画をNetflixで視聴。
想像以上に濃い中身で、最後まで目が離せなかった。
これまで三島由紀夫といえば右翼の論客で
自意識が強い耽美的作家&マウント主義者というイメージだったが、
勝手に私が抱いていたそういうイメージが根底から崩れた。
比類なき知性と教養を持ち、意味ある議論ができるインテリだ。
当時時代のアイコンだった氏を論破しようと意気込む学生たちからの
いわばこねくりまわしのような質問にも真摯に答える。
時にユーモアも混ぜながら場を徐々に和ませた能力は出色。
討論が中盤を過ぎるにつれ、両者の話が同化していったことに驚いた。

20歳前後であったろう学生たちは、大人になる前の生身。
社会を泳ぐ鎧も、相手との距離を保つ会話力もまだ持ち合わせない。
だからこそひとりひとりの人となりがよくわかる。
司会を担当した木村修氏の実直さも、
冷静に見ていたであろう橋爪大三郎氏の論理的視点も、
丁々発止の議論をふっかけた芥正彦氏の哲学的思考性も。
だから「三島を殴ろうと思って来た」と壇上に上がった学生の
短絡的な浅さがより目立った。

驚いたことはまだある。
芥氏が、その後の赤軍派や東日本反日武装戦線の暴走を
この時すでに予見していたこと。
現代における、匿名のネット民たちによるマウント合戦を
三島氏が当時もう憂慮していたこと。
議論はあくまで知性と教養に裏付けられていないと
身のあるものにはならないということがよくわかった。

そして、実はこれは私が野村秋介について調べた時に
まったく同じことを感じたのだが
三島氏と全共闘の思想は実に近く、表裏一体だった。
「反米愛国」
その拠り所として三島氏は天皇(という存在)を戴き
全共闘は革命を求めただけのこと。
だから三島割腹事件は現代の二二六事件であると言える。
三島氏の思想や行動は、
彼が1925年生まれであったことが大きいと思う。
終戦時20歳。
軍部暴走による戦争拡大と敗戦、アメリカによる占領。
その後の政治の混迷と急激な復興・経済成長。
そういう時代に育まれた感覚は知性でも教養でも抗えなかった。
もし三島氏がもう10年早く生まれていたら違ったろうし、
もう10年遅く生まれていたら60年安保の闘士となったであろう。
そんなことまで考えさせられたドキュメンタリーだった。

三島作品をちょっと読んでみようかな。
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「放送60年 お母さんといっしょの魔法」

2024-11-05 | 映画・芝居・TV

10月30日にNHKで放送された特番を見た。
誰しも見たことがあるであろう「おかあさんといっしょ」は
1959年10月5日に始まった番組だったとのこと。
私が生まれる10ヶ月前のことだ。
もちろん私も幼少期にこの番組を見て育ったし、
テレビの前で体操する幼い頃の私の写真も残っている。
特に人形劇「ブーフーウー」は今でも記憶に残っていて、
「狼とブーの服装がメキシコっぽいものだった」とか
「そういえば背景にサボテンもあったな」とか
今でもくっきりと思い出すことができる。
当時は狼の口から舌が出ていて
それはまるで何かを咥えているように見え、
食事の際に田楽のこんにゃくを口からはみ出させ
狼の真似をした4〜5歳頃の記憶がある。

今回の番組を見て、
学者も交えた綿密な研究のもとに番組が構成され、
歌のお兄さんお姉さん、体操のお兄さんお姉さんたちが
本番前から出演する子どもたちと触れ合っていることに驚いた。
彼らの一番のミッションは番組を作ること。
保育園のように子どもたちの相手をするのが仕事では無い。
しかも幼児相手なので思ったように動いてくれるわけでも無いし、
飽きさせないようリハーサルも限られる中
見事に番組を作り上げていることにリスペクトを覚えた。
そして、何?2本撮り?😅
すごいわ💦

うちの息子たちも当然この番組を見ていた。
私が見ていた頃から30年経った、
じゃじゃまる、ぴっころ、ぽろりの時代だ。
それからまた30年ほど、
今、孫と一緒に「ファンターネ」を見ている。
見ていた時代ごとの様々な思い出を反芻しながら
懐かしく見た特番。
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「極悪女王」

2024-10-22 | 映画・芝居・TV

プロレスには全く興味を持ったことはないが、
それでも20代前半の頃に人気だったビューティーペアや
その後のクラッシュギャルズの名は知っている。
もちろんダンプ松本も、ジャガー横田は今もタレントだし。
この作品も最初はあまり興味が沸かなかったが
何かと話題となったのを見、
地上波では見られないスケールのネトフリドラマでもあるので
ちょっとだけ見てみようかと選んでみた。

各役者さんたちが1年かけてトレーニングしたという
プロレスシーンの迫力もすごいが
ダンプ松本の壮絶な生い立ちがメインのヒューマンドラマに
途中で辞められないほど惹きつけられた。
エンドロールのスタッフの人数にも大変驚いた。
こりゃヘタな映画より金も人数もかけて作られている。
民放の場合は地上波ドラマの予算が限られ、
NHKの地上波ドラマもBSドラマも視聴者の目を気にする。
契約者のサブスクにより予算が豊富で
しかも世間の目を気にする映画なんかより制限がなく
こんな作品を作ることができるNetflix恐るべし。

とはいえちゃんとインティマシーコーディネーターも入り
役者の方々も安心して演技できるだろう。
こんなドラマを見たら(「地面師たち」や「全裸監督」なども)
もう地上波の民放ドラマはちゃっちく感じてしまう。
(カンテレ制作のドラマは脚本やテーマなかなかいいけど)
企画・脚本の鈴木おさむ氏も見事。
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「終わりに見た街」

2024-09-26 | 映画・芝居・TV

昨日紹介した三谷さんの映画と対照的に
心に響く恐ろしいドラマ。
山田太一原作でクドカン脚本という作品は
濃く、重く観た人に内容が襲いかかる。
最後は本当に恐ろしい。
非現実的に思えるだろうか。
めちゃめちゃリアリティーを感じたのだけれど。
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「スオミの話をしよう」

2024-09-25 | 映画・芝居・TV

話題の映画を見た。
豪華な配役陣と地上波テレビでの怒涛の宣伝。
それが三谷作品とあらば、興味を持とうというものだ。

結論として、まぁまぁ娯楽映画だった。
三谷作品らしく、ほとんど一定の場所だけを使い
舞台のような台詞回しと動き。
やたら登場人物が動き回るのが気になった。
手練れの役者たちを使いながら、
あまりそれぞれの良さが引き出されていない感じかなー。
なんだかんだ言って長澤まさみさんの映画だね。
「ミステリー」と銘打っているけど
それもあまり感じないし、途中で展開が見えていた。

でもね、主人公のスオミのような人は
もしかしたら現代社会の中で増えているのかもしれない。
相手に合わせて世を渡っていく。
そのことをスルドく三谷流に描いているのだとしたら
それはそれで価値ある作品なのかもしれない。

とはいえ、結構な割合の人は肩透かしに思うかも。
なぜフィンランドだったのだろう。
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「海のはじまり」

2024-09-02 | 映画・芝居・TV
フジテレビで月曜九時から放送されている
「海のはじまり」というドラマを毎回見ている。
家族とは?親子とは?子供を産むとは?を問いかける
毎回真剣に考えながら見るドラマ。
古川琴音さんと有村架純さんの胸が詰まるような感情と表情。
それを静かに、でも複雑な感情を秘めて見守る大竹しのぶさん。
主演は目黒蓮さんだけど、彼はあくまで軸で
ストーリーの中心となっているのはこの3人の女性たちだ。

とにかくすごいのは脚本の生方美久さん。
話題になった「silent」を書いた脚本家さんだ。
まだ若く、これが3作目?4作目?
以前は看護師をしていたという異色の経歴とともに
話題作ばかり生み出す才能に脱帽だ。
ストーリーもだが、生み出されるセリフの深さが特に秀逸。
無駄も余計なものもない。
短い言葉にたくさんの想いや感情が込められている。
そしてもうひとつ。
津野晴明役を演じる池松壮亮さんの人物造形を見て
女性なのにどうしてこんなに男性の感情がわかるのだろう。
決して善人だけじゃない人間だけど
それが実にリアルなんだなぁ。



そんな「津野くん」の普段の生活。
図書館で司書を真面目にコツコツと務め、
仕事後はつまみとビールをコンビニで買って帰って
飲みながら本を開く毎日。
「給料は知っての通りだけど、お金は本にしか使わないし」
という、孤独な暮らしにちょっと憧れる。

ドラマの放送は今日が10回目。
最終回まであと3回。
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「おいハンサム!!」

2024-07-13 | 映画・芝居・TV

netflixで鑑賞。
こんなドラマがあったとは知らなかった。
面白い😆
吉田鋼太郎さんのお父さんが同じおっさんとして共感。
一方で娘たちの残念な日常もよくわかる。
共感したり、笑ったりする合間に、結構深いセリフもある。
娘たちを巡る男たちの描写も薄っぺらいわけじゃなく
それぞれの問題がちゃんと描かれている。
なかなか秀逸なドラマだった。
これは深夜枠じゃなく、GTに放送すべきだったんじゃない?

それにしても木南晴夏さん。
「20世紀少年」で初めて知って注目し、
ドラマ「9ボーダー」でも注目してたんだけど、
好きだわぁ。
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「首」

2024-07-09 | 映画・芝居・TV

まぁ北野監督やりたい放題😆
織田信長の人物描写の極端さは
狂気を描くというよりどこかコントみたいだし
荒木村重と明智光秀が恋人同士で
そんな光秀に信長が横恋慕しているという
ぶっ飛んだシチュエーションも北野監督ならでは。
光秀の心情がよくわからなかったし
村重の最期もイマイチ理解できなかったけれど
「もしかしたらホントにこうだったんじゃないか」
と思わせるようなリアリティはある。

カンヌでは大喝采だったらしい。
信長役の加瀬亮さんも助演男優賞を取ったらしい。
確かにこれは海外ではウケるだろうなぁ。
国内では今まで描きまくられてきた史実が元なので
「そのひとつの解釈」としては評価できなくもないかな。
そういう意味では難しい題材だよね。
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「街の上で」

2024-06-20 | 映画・芝居・TV

Netflixで見た映画。
現代劇なのに、どこか懐かしい感じがするのはどうしてだろう。
40年前、自分が学生時代だった頃の匂いを感じる世界。
もしかしてそれは、登場人物の髪型やファッション、生活などが
あの頃を思い起こさせるからなのかも知れない。
映画の自主制作をする学生たちのノリや男女関係とかも。
意識を高められる未来をまだ見つけることができず
淡々と送る日常と本。
まるであの頃の自分を見ているようで。

大ヒットするような作品でも、
心が震えるような感動を味わう作品でもないけれど、
心のどこかに引っかかってくる作品。
こんな映画、割と好きだなぁ。
関西弁の彼女がちょっと気になった。
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ビリー・ホリデイ

2024-05-25 | 映画・芝居・TV

先日のNHK「映像の世紀 バタフライエフェクト」は
「奇妙な果実 怒りと悲しみのバトン」と題し
伝説のジャズシンガーとして知られるビリー・ホリディを中心に
アメリカにおける人種差別との戦いを描いた番組だった。

高校時代ジャズに目覚めた。
とはいえ難解なモダンジャズやフリージャズではなく
ピアノソロやトリオのようなシンプルなものやフュージョンのほか
なぜか女性ボーカルものがお気に入りだった。
アレサ・フランクリン、サラ・ヴォーン、エラ・フィッツジェラルド、
そしてロバータ・フラック・・・
そんな中、私が生まれる前に亡くなったという
ビリー・ホリデイの存在を知った。

知ってすぐに走ったレコード店にビリーのレコードは
「Lady in Satin」のアルバムしかなかった。
1曲目の「I'm A Fool To Want You」に針を落とした時
麻薬とアルコールで潰れたその声に驚愕したことを覚えている。
のちにレコーディングディレクターが
「歌いながら涙を流していた」と言った曲だ。
そしてその他にレコードを見つけることができなかった私は
ビリーが亡くなった後に伴奏者だったマル・ウォルドロンが出した
「Left Alone」を買い、また戦慄することになる。
この2枚のLPレコードは大学時代を通して
私が最も聴いたアルバムとなった。

実は、この番組でも取り上げられ、彼女の代表作とされる
「Strange Fruit」の存在を知ったのはその数年後だった。
音楽として聴く前に、その歌詞に愕然とした。
そしてそれを歌った彼女の覚悟も。
その物語を丹念に追いかけたのがこの番組。
日本人の想像を遥かに超えるアメリカの人種差別の過激さ。
この番組を見て、刮目せざるを得なかった。

血気盛んな20代前半の学生時代ならば
これらの曲を受け止めるエネルギーが私にもあった。
しかし昨年来メンタルも落ち気味となっている年寄りには
彼女の歌は少々ハードすぎる。
その世界にズルズル引き込まれてしまいそうだ。
晩年の彼女のように。
ただ、録画したこの番組を消去することはできない。
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役者さんについて思うこと

2024-04-24 | 映画・芝居・TV
大学1年の頃はほんの少しだけ演劇部にいた。
大学4年の頃はテレビ朝日でADをやった。
コロナ前に1度だけ公開された
短編映画「マルカン大食堂の贈り物」撮影時は
4日間の撮影にほぼ全日程立ち会った。

・・・で、思うことなんだけど
役者さんというのは本当に大変な仕事だと思う。
舞台は舞台で、やり直しが効かない大変さがあるけれど
テレビや映画の世界はまったく違う大変さがある。
台本をバラして撮影予定を組むのだけれど
それはセットやロケの都合上ストーリー順にはなっていない。
つまりその瞬間、頭の中でストーリーを組み立て
表現し演技する。
悲しい場面と嬉しい場面を一度に撮ることもあろう。
その前後をイメージして役作りすることになる。
しかも数秒から数分の1カット1カットを
カメラや音声やメイクや演出が準備し、
テストしてからの撮影なので、とにかく待ちの仕事だ。
そして何と、同じ場面を別角度から撮るために
何度か同じシーンを演じ、撮影することもよくある。
そのたびに役作りを得る形なので、緊張を強いられる。
とても根気がいる仕事だ。
かつて演劇部時代に役者の世界に誘われたこともあるが
とても私には無理😅

ミュージシャンや芸人さんたちもそうだが
ほぼ皆さん事務所に所属していて、
そこがその人をプロデュースし、仕事をコントロールする。
言い方が悪いが、ある意味「商品」だ。
当然自分の思う通りにならないこともあろう。
アイドルや新人歌手などの場合は
その人となりすら作り上げられてしまうことすらある。
本人とは全く別の人格を表に出すこととなる。
それもまたつらいことだ。

どんな仕事も楽ではないし、
それなりの努力も必要となろうが、
ワタシ自身は自ら演じ、表現するよりも
作る側にいたいと思うのだ。
元来事務局タイプだし。
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「忍びの家」

2024-02-28 | 映画・芝居・TV

地上波の番組がつまらない。
ドラマでは安定の朝ドラや大河は面白く見ているし
BSのドラマは社会派的でじっくり考えさせられるけれども
民放のバラエティは全く見る気も起きないし
あの内容で視聴率云々言われてもなーという感じ。
ドラマも刑事ものか医療ものばかりで二番煎じ、三番煎じ。
それもこれも、コンプライアンス社会で、スポンサーに忖度しつつ、
非難されないような最大公約数での作りにならざるを得ない。
たぶん報道もそうなんだろうね。
そんな社会を皮肉る「不適切にもほどがある」が面白いという
なんともやりきれない状況😅

そんな中、Netflixオリジナルドラマが面白い。
スポンサーに忖度することもなく、
多少羽目を外しても地上波ほどは気を使わなくていい。
(見たい人だけ見ればいいというスタンス)
「全裸監督」なんて、ヘタな映画より過激だもんねぇ。
で、このドラマ。
映画のような作りで連続ドラマという重厚さ。
面白くないわけがない。
主演の賀来賢人さんの魅力もたっぷりだし、
ワタシの推しの役者さんである木村多江さんの演技もさすが。
大御所である宮本信子さんも
78歳という年齢を感じさせないアクション!
実はNetflixを一度解約しようかと思ったこともあったけど
もうしばらく楽しむことにしようか。
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ドラマ「woman」

2024-02-07 | 映画・芝居・TV

Netflixでこれにハマってしまった。
「東京ラブストーリー」はもちろんのこと
ここ5〜6年でいうと
「カルテット」や「anone」などを見ていて
元々すごい人だとは思ってたけど
このドラマはまたすごいなぁと感嘆する。
山田太一や倉本聰と肩を並べる社会派脚本家だね。
とにかくひとつひとつのセリフが心に刺さる。
セリフとセリフの間の空気感も。
田中裕子さんの表情も。

おかげで持ち帰り仕事も読書も進まない😅
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