シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

秩父神社(知知夫国新一の宮)

2019-05-07 | お出かけ

4月28日(日)、秩父市の浦山ダムを見た後、小腹を満たすために蕎麦屋探し。「芝桜の丘」に食べ歩きマップなどの観光パンフが置いてあり、これによると、秩父は古くから蕎麦の産地で、その美味しさは広く知られており、『秩父そばの会』の会員18軒なら満足していただけるという。

そこで、次に行きたい秩父神社にも近い『武蔵屋本店』に行くことにした。せいろの大盛り(大盛りは無料サービス)に、野菜天盛り合わせと名物のみそポテトを妻と頂く。蕎麦は美味かった。また、2人なので窓越しのカウンター席だったが、目の前が中庭で植物やエサ場にやってくる野鳥を眺めながら、落ち着いた雰囲気で頂けるのも良かった。

その後、秩父神社に行く。駐車場が満車で2回ほどグルっと回って有料Pにとめた。
近い入口は西門のほうだったので、改めて南側道路に面した大鳥居前に移動する。

秩父神社』は、秩父地方(知知夫国)の総鎮守で新一の宮。三峯神社・宝登山神社とともに秩父三社の一社。公式Webの御由緒によると「平成26年には御鎮座2100年を迎え・・・」とあり、関東屈指の古社のようだ。
現存する社殿は、天正20年(1592年)に徳川家康公が寄進されたもので、江戸時代初期の建築様式をよく留めていることなどから、埼玉県の有形文化財に指定されている。また、毎年12月に行われる例祭は、「秩父夜祭」として国の重要無形民俗文化財と重要有形民俗文化財に指定され、京都の祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭のひとつに数えられている。ユネスコの世界無形文化遺産にも登録された。

大鳥居』は目の前が交差点で、交差点名は秩父神社前。


大鳥居をくぐると、左に『手水舎』。黒くて武骨な感じだが、細やかな彫刻が施されている。


参道をまっすぐ進み、階段を上ると『神門(しんもん)』。この門を入口に、社殿が塀で囲われている。


神門の手前にポップな境内案内図があった。見所も記されている。


長い行列の先に社殿権現造の形式で本殿・幣殿・拝殿が一つにまとめられている。


社殿は、東照宮を思い出させる極彩色の彫刻で彩られている。


額は「知知夫」。


社殿正面には、4つの虎の彫刻があり、左から2つ目の子虎とたわむれる『子宝 子育ての虎』の彫刻は、名工・左甚五郎の作と謂われている。


本殿の東側には『つなぎの龍』。これも左甚五郎の作。
近くの池に住みついた龍があばれた際には、必ずこの彫刻の下に水溜りができていたことから、この彫り物の龍を鎖で繋ぎ止めたところ、その後、龍は現れなくなったという。実際に鎖が絡んでいる。


本殿の北側の中央には『北辰の梟(ふくろう)』。
体は正面のご本殿に向き、頭は正反対の真北(妙見様が出現する方向)を向いて昼夜を問わずご祭神をお守りしている。働き者のフクロウだ。


本殿の西側には『お元気三猿』。
三猿といえば日光東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」が有名だが、こちらの三猿は「よく見て・よく聞いて・よく話す」お元気三猿というそうだ。家康公が現役で寄贈した時は、東照宮と正反対の意味なのが面白い。


また、全国の一之宮を中心として計75座の神々がお祀りされている『天神地祇社』や、諏訪神社・御柱、多くの末社など見所は多い。
西側から入ると正面に見える大きな建物(神門向かって右側)は社務所だった。


秩父神社は秩父駅のすぐ近くで、周辺は電柱が埋設され、新旧趣きのある店も多かった。
芝桜の丘は2007年から有料になり以降知名度が増しているし、パワースポットの秩父三社も人気だし、秩父夜祭のユネスコ登録や観光大使の林家たい平さん(他、アルフィーの桜井さんなど)の活躍もあり(?)観光に注力しているのかな~と思った。もちろんメジャーな観光地に比べれば人出は少ないけど、人混み・行列が嫌いな身としては、散歩したい街だな~と思った。
秩父三社の他の2つ、三峯神社と宝登山神社にもいつか訪れてみたいものだ。

以上で、3回にわたった秩父観光記を了とする。

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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秩父神社 (地理佐渡..)
2019-05-08 06:03:46
おはようございます。

ずいぶん立派な神社です。
建物の風景も良いですが、
各所に施された彫り物な
どの装飾も又良いです。

沢山の一が訪れるでしょうねぇ。
晴天の下でというのも良かった
ですね。

さあて、今日から職場に戻って
の仕事となります。

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Unknown (ディック)
2019-05-08 21:30:03
日光の記事が終わったなと思ったら、今度は秩父ですか。
あちらこちらへ行かれるバイタリティがすごい!
3年くらい前まではずいぶんいといろいろ出掛けたけれど、すっかり出不精になってしまいました。

これが年をとるということですかね。
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地理佐渡さん こんばんは (山ぼうし)
2019-05-10 22:00:12
初めて訪れましたが、大勢の参拝の方で「なるほど~」と納得。
「お元気」は後付け?とも思いましたが、関西とは違う江戸文化の存在を歴史を意識する神社でした。
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ディックさん こんばんは (山ぼうし)
2019-05-10 22:00:30
>バイタリティがすごい!・・・・・と感じるかもしれませんが、我が家から日光・秩父へいくのは、神奈川から行くほどの遠さ感はないんですよ。やはり東京をまたぐのは遠く感じますよね。
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