前回の「総持院」の後、車で狭い道を抜け「國昌寺」に向かった。(9月29日)
・山号:大崎山 国昌寺(こくしょうじ)
・宗派:曹洞宗
・開山:天正年間(1573-1592年)
駐車場は境内を抜け本堂の隣だったので、山門からの雰囲気を味わう前に内側を眺めることになってしまった(なんてこった)。改めて山門に向かうと・・・、
門は開かないようになっていた。横から回って表側に出てみる。
前の道路からは狭い道(参道なんだろうな~)。そして、門には十六弁の菊花紋!
正面から左側を抜けた辺りから屋根を見る↓。補強のため山形鋼が取り付けられていた。
改めて案内板を見てみると~この山門は江戸時代中期に建立され市の指定文化財に指定されている。欄間(冠木上)には左甚五郎の作と伝えられる堂々とした竜の彫刻がおさめられている~見てみると・・・(写り悪い)。
<左甚五郎は、江戸初期の彫刻の名匠。日光東照宮の眠猫で有名。左甚五郎作の伝説がある彫刻は多数存在する。幻の大工といわれる。>
~棺を担いでこの門をくぐり抜けると、龍に中身を喰われて軽くなるという伝説をもっている~そこから「開かずの門」として有名になったらしい。
なるほど、それは開けてはいけませんな。でも、門としての役割を果たせない事には、どう理解してよいのやら?
山門にもいろいろあるものだ。
また、当寺は徳川家光から寺領10石の朱印地が寄贈されている。それで、菊花紋があるわけだな。
本堂はこんな感じで、入口と掃き出し窓(?)は同じような格子戸で統一感を持たせていた。
鐘楼もある。基礎も含めてなかなか立派なものだった。
本堂を背に山門を眺める↓。間には石を使った庭山があり大きな石灯篭が載っていた。目につくのはカメヤマローソク!文字が妙にキレイだった。こういうのはあまり見ないような懐かしいような。
↑中央の木は「センダンバノボダイジュ」で市指定天然記念物。寺院によく植栽されているそうだが、この時期にもう葉が無かった(これでイイのかな?)。見上げると冬の様相!
国昌寺の墓地横には見沼代用水。前回の総持院から国昌寺の裏手までが斜面林のようだ。帰りに近くを通ったら、大砲を林に向けた鳥見屋さんがたくさんいた。
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