因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2020年4月の観劇と俳句の予定

2020-04-01 | お知らせ

 ☆4月3日(金)現在、以下に記載の公演は、すべて中止あるいは延期になりました。
 出先でのこと。いつも快活で頼りがいのある女性が「すみません、わたし今日志村ロスでして」。子どもの頃からずっと見ていて、これからもずっと楽しませてくれると思っていた人が重い病気に罹り、いや、でもきっと元気になるはず…と願っていた矢先の訃報には正直心が折れました。そして深夜に宮藤官九郎も感染の報道が追い打ちをかけ、因幡屋かなりへこたれております。ここ数日のうちに公演中止や延期の知らせが続きましたが、出来得る限りの対策を講じて上演される舞台は、その決意に敬意を表し、中止や延期となった舞台にも決断を尊重し、心置きなく劇場に行ける日の訪れを信じて、観劇が叶わなかった公演も合わせて、以下記しておきます。

*Myrtle Arts(マートルアーツ)
 梶本恵美脚本 笠井賢一脚本 『アンネ・フランク』…公演主体のサイトが見つからないのだが、チラシによれば福島県白河市の「アウシュビッツ平和博物館」で行われたさまざまな企画展、関わる方々の熱意から生まれた作品であるらしい。アンネ・フランクと、生き残った同級生たちが『アンネの日記』を紹介しながら進む舞台とのこと→公演中止
*演劇集団円プラスワン企画 アントン・チェーホフ作 神西清翻訳 宮田清香演出『三人姉妹』…「本公演と一線を画した、新たな試みとしての活動」(公演チラシ)で、円だけでなく、青年団、民藝ほかさまざまな所属の俳優が共演する。→公演中止 
*劇団民藝公演 マキシム・ゴーリキー原作 吉永仁郎脚本 丹野郁弓演出『どん底―1947・東京―』…ゴーリキーの原作を敗戦後間もない東京の闇市を舞台に、たくましく生き抜く人々の群像劇。→公演延期
*俳優座有志企画『声の絵』第1弾…江戸川乱歩『芋虫』、久保田万太郎『釣堀にて』、宮沢賢治『カイロ団長』をA、Bのふたつの組み合わせで交互上演される。ベテランの岩崎加根子、中野誠也の出演が楽しみ。→公演中止
*文学座有志による自主企画公演 岸田國士フェスティバル(1,2,3)「岸田國士恋愛短編集」…気鋭の若手女性演出家3名による『チロルの秋』、『恋愛恐怖病』、『命を弄ぶ男ふたり』上演。さらに文学座こどもげき委員会によるよみきかせの時間『おはなしの芽』も→公演延期
ウテン結構1,2,3) 第4回公演 雨々アメ(仮)作・演出『ヒカリ・アル・トコロ』→公演中止
吉田見本市番外公演 屋代秀樹(日本のラジオ)作・演出『つけび』→公演延期

 句会、勉強会もすべて中止あるいはネット句会となりました。俳句は句会という「皆が作り、互いに批評する」場があってこその文芸であることが、改めて身に沁みます。銀漢俳句会の皆さま、またご一緒できる日まで、どうかご自愛を。
*かさゝぎ俳句勉強会、演劇人句会→中止
*十六夜句会 「養花天」(ようかてん)「青饅」(あおぬた)→ネット句会
*金星句会 「花曇」「春泥」→同上

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