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ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和18年-社町5月常会徹底事項

2008年03月07日 06時45分09秒 | Weblog
 昭和18年(1943)の社町常会徹底事項を引き続き紹介します。戦争が激しくなるなかで、地方農村ではいったいどのような銃後の国民生活があったのかを知る上で大いに参考になります。


五月常会徹底事項

一 農繁期ヲ増産デ勝チ抜キマセウ
 五月秋モ近ヅキ労力モ不足シテ居リマスガ決戦ノ年デアリマス御互ニ銃後国民トシテ助ケ合ツテ此ノ五月秋ヲ切リ抜ク様今カラ考ヘテ実行致シマセウ

二 二百七十億貯蓄達成ニ邁進シマセウ
 昨年ハ二百三十億貯蓄デアリマシタガ遙カニ五億数千万円ヲ突破イタシ一線将兵ニ対シ銃後ノ務メノ一端ヲツクシ又本町ノ割当額ヲ充分ニ貯蓄ガ出来マシタ本年度貯蓄増ガ目標額ハ百五十万円昨年度ヨリ二十七万円ノ増加デアリマスガ約二割ノ増加デアリマスカラ本年四月以降ハ各戸ノ国民貯蓄ヲ二割以上増シテ頂キ本年モ突破スル様申合セ致シマセウ

三 決戦下健民運動ヲ徹底致シマセウ
 農繁期ト夏期ニ向ヒマス御互ニ身体ニ気ヲツケ暴飲食ヲ慎ミ夜フカシヲ止メ早起キスル様申合セ致シマセウ

四 部落会ノ部制充実ヲ期シ之ガ運営ヲ計リマセウ
 昭和十五年十一月部落会ノ整備ヲハカリ部制ヲ設ケタルモ之ガ運営ニ当リ遺憾ノ点アルヤ思考セラレ故ニ五月常会部長ヲ左ノ通リ決定シテ頂キ内各種団体ノ職能的活動ヲハカリマセウ
 一、総務部、勧業部、教化部、衛生部、軍事援護部、警防部、婦人部、青少年部、生活改善部、貯蓄推進部




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