昨日紹介した地元の旧家に保存されていた昭和7年の鉄道団体旅行の募集案内のもう1枚を紹介します。
主催は、同じ大阪鉄道局福知山運輸事務所で、11月5日福知山駅出発の九州・大社方面6泊7日、400名募集となっています。
主な行程は、福知山ー宮島(厳島)ー博多(1泊)ー太宰府ー熊本(1泊)ー別府(2泊)ー宇佐八幡宮ー羅漢寺ー大社(出雲大社)ー福知山となっており、汽車2泊です。また、但馬、丹波の各駅からの普通運賃は3割引。
この旅行では、厳島神社、筥崎八幡宮、太宰府天満宮、宇佐八幡宮、出雲大社への参拝、熊本城、水前寺公園、別府温泉など神社仏閣、温泉地の観光と、今も変わらない豪華な旅行になっています。
江戸時代から日本では旅がさかんでした。近代になり、鉄道の発達によってさらに遠方への旅行が可能になっていました。列車は大型ボギー客車、酒保もあり、でした。賑やかな旅の光景が目に浮かんできます。
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