地元の旧家に保存されていた資料の中に、昭和7年の鉄道団体旅行の募集案内がありました。
主催は、大阪鉄道局福知山運輸事務所で、10月2日終発の関東・北陸方面5泊6日、530名募集となっています。
主な行程は、豊岡ー藤沢ー鎌倉ー東京(2泊)ー上野ー日光(1泊)ー長野ー福井ー豊岡(汽車2泊)となっています。また、但馬、丹波の各駅からの普通運賃は3割引とも書いてありました。
列車は、「乗心地良キ大型ボギー客車」で、車内には「酒保」を設置して、酒やつまみを安価で販売、などが書かれています。
当時は、こうして鉄道を利用した団体旅行が流行っていたのでしょうか。