王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

APEC総会 首脳宣言出さず閉幕 !!

2018-11-19 16:07:50 | 海外
APEC、首脳宣言出さず閉幕 米中対立調整つかず
昨日18日午後パプアニューギニアで行われたAPEC首脳会議は首脳宣言を出さず終了となりました。
これを捉えて「APEC機能不全?!」と書いたマスコミがありました。

年月を重ね21の国と地域が参加した組織、そしてその中に米中確かロシアも入っているのです。
パプアニューギニアの首相がはっきりと言うように「(反対したのは)部屋にいた巨人で」なのです。
以下の参考記事に有るように米国は中国を不公正貿易と激しく非難し中国は米国を保護主義とののしっているのですから纏まるものも纏まりません。

ペンス副大統領も習主席はとも角「何とか合意に役立ちたい」と語った安倍首相も1日目で早々に引き揚げましたからやる気のなさは見え見えでした。

良かったのは写真に有るようにみんなで記念写真に納まって「チーズ」と言っている間は相手国の首都に核ミサイルが飛ぶことは無いという安心感でしょうかね?!

会って飯を食い話し合う事は大切だと思います。
無用の用ですかね??
仲介の労を取れるような実力を誰かに付けてもらいたいですね!!


写真:APEC記念写真

産経新聞:
【ポートモレスビー=大柳聡庸】パプアニューギニアで開かれていた日米中など21カ国・地域が参加するアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は18日午後、首脳宣言を採択しないまま閉幕した。米中が通商問題で激しく対立し、それぞれの主張を盛り込むよう求め、調整がつかなかった。首脳宣言を出さないのは、1993年に首脳会議が開かれて以来、初めて。首脳宣言に代わり、議長国のパプアニューギニアが近く議長声明を公表する見通しだ。

 パプアニューギニアのオニール首相は閉幕後、首脳宣言断念の理由について米中を念頭に、「(反対したのは)部屋にいた二つの巨人だ」と話した。安倍晋三首相やペンス米副大統領らが首脳会議終了前に会場を後にしたことも合意形成を難しくしたとみられる。

 米国は中国による不公正な貿易を、中国は米国の保護主義的な政策をそれぞれ批判し、対立が激化した。

 米国は中国が外資規制などを通じて進出企業に技術移転を強要する不適切な慣行を問題視。国営企業への巨額補助金といった優遇措置も市場をゆがめていると強く批判した。通商筋によると、こうした不公正な貿易慣行に歯止めをかけるため、米国は世界貿易機関(WTO)改革を宣言に盛り込むよう要求した。

 これに対し中国は鉄鋼に高関税を課す輸入制限など米国の「自国第一主義」を非難。保護主義を牽制(けんせい)する強い文言を宣言の中に入れるよう求めたという。
(引用終わり)
コメント
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