車いすテニス界の先駆者とも言うべき国枝慎吾さんから１７歳の小田凱人（ときと）選手へと受け継がれ、車いすテニスも新たな進化を遂げ、国枝さんの素晴らしいチェアワーク＆ダウンザラインへの強烈なバックハンド攻撃、「オレは最強だ。」のメンタルの強さから、小田凱人選手のパワーヒッティングと鋭い角度のサーブ、ストレートへのバックハンド、ドロップショットなど多彩な攻めのテニスへと変貌しており、また、若干１７歳にしてスピーチもアメリカンジョークを織り交ぜながら観客を楽しませる心憎い演出まで披露したのです。
８月には全米オープンテニスや来年の１月には全豪オープンテニスがあり、引き続きパリのパラリンピックが控えており、頼もしい限りです。国枝さんも今年の１月に引退を決意され、小田選手のような素晴らしい後継者が現れ、日本の車いすテニス界を背負ってくれることを確信されたと思います。私も国枝さんとの思い出として、２０１０年の２月２０日に大阪中央体育館での車いすテニス講習会が忘れられず、その時に撮った写真と国枝さんのサインを今も大事に持っています。
（私のブログ記事2010/02/20「障害者スポーツを支えてゆく人。」も読んで下さい。）
※ 写真の掲載は国枝さんに許可を得ています。
