脳性マヒの二人の少女が、ある器具を使って日々歩行訓練に取り組んでいます。(車いす卓球にもチャレンジしているよ。)
今回はこの器具を紹介したいんじゃなくて、ロボケアセンターのリハビリ方法に、弟が言っていた足の踵を付けたまま、立ち上がるまでの動きと姿勢に注目したのです。
まず、椅子に座り背筋を伸ばし、前にかがむ事から始める、ここが大事なことに気付いた。そして、足の踵が床にピッタリと付いていること(踵に重心を置く)。両腕を前の手すりを掴み、ゆっくりと立ち上がるのです。この動作は、何でもないように見えますが、人間が立ち上がるには、とても大切な動きに思えたのです。
脳性麻痺・脊髄損傷・脳梗塞の方にもリハビリに欠かせない初歩的なトレーニングだと感じました。高齢者の方にも足腰が弱り、立ったり座ったりが年々難しくなり、この動きが気になって今日は取り上げることにしました。まず立ち上がること(腸腰筋の強化)から始めてみませんか。その次が歩行トレーニングです。
◎ Stand up without effort- a Feldenkrais movement