オニノヤガラ(鬼の矢柄)
<学名:Gastrodia elata Blume>
ラン科 オニノヤガラ属 多年草
草むらの中からにょっきりと伸びだしていました。
撮影日 2019.07.21: 長野県
山地の樹林下に自生し葉緑素を持たず光合成を行わない腐生植物。
地下には長さ8~12㎝、幅3~7㎝の大きな楕円形の塊茎があり、 ナラタケと共生するとされている。
茎は直立し、帯黄褐色で、高さは40-100cmになり、円柱状の茎に 膜質の鱗片葉をまばらにつける。
花期は6~7月で、黄褐色の花を茎の先端に20~50個総状につけ、 下方から開花していく。
花は3萼片(外花被片)が合着して壷状になり、中に2個の側花弁と 卵状長楕円形の唇弁がある。
和名は直立する茎を,鬼が用いた弓の矢に例えて名づけられた。
確かに大地に刺さった弓の矢を連想させます。
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