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From Shaftesbury, Preface to Select Sermons of Dr Whichcote

アントニー・アシュリー・クーパー
第三代シャフツベリー伯爵
『ベンジャミン・ウィッチコット説教集』序文より

ウィッチカットは言う、誰が何と言おうと、
(特にゆがんでいる場合を除き)人は本質的に
もっと前向きな存在である。心のなか、
見えないところで、人は本質的に正しく、
誠実である。だから人は悪人のことすら気にかける。

無限に賢い神の定めにより、知性をもつ人間が
からだのみの幸福に浸れば、みずからを汚すような
ことをすれば、必ずや不幸になる。拷問のような
苦しみにあえぐことになる。

さらに彼は言う、正しく生きることが心の安らぎ、
幸せの源であり、悪は悲しみと不幸の源である。
すべての悪は罰を伴う。悪そのもののうちに罰がある。
神は目に見えるかたちで罰を与えないかもしれない。
神にかわって罪人を罰する人はいないかもしれない。
だが、罪を犯せばその人自身が自分を罰することになる。
罪人は自分で自分を惨めに、不幸にするのである。

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Anthony Ashley Cooper
The 3rd Earl of Shaftesbury
Preface to Select Sermons of Dr Benjamin Whichcot (1698)
Wing W1642



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キーワード:
感受性 sensibility

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