悠々人生

気が多すぎて「時間破産」状態。もっとゆっくりとした人生が目標です。

「おひさま」

2011-09-10 20:41:49 | Weblog
 家内が「女性セブン」にNHKの連続テレビ小説「おひさま」の記事が載っているよ、と週刊誌を渡してくれた。タイトルは「『おひさま』が思い出させてくれた日本女性の品格」。テレビドラマの視聴率第1位を続けていて、毎日20%を超えるているらしい。私も朝の見守りから急いで帰り視聴している。

 私も感心しているのだがヒロイン陽子の言葉づかいがよい。家族同士の会話でもかならず返事は「はい」だ。元NHKアナウンサーで、ラジオ深夜便でもきれいな日本語を聞かせてくれた加賀美幸子さんも褒めている。美しさに加えて話すスピードのゆっくりとしているので聞きやすい。

 会話についても勉強になる。聞く態度の大切さだ。このドラマでは相手が話をしているのを、相手の顔を見ながらきちんと聞く。そして相手の言葉を受けて、自分が話をする。当然のマナーだが、中々できない。私も相手の話が終わらないうちに話をはさみ、相手の腰を折ってしまうことが多い。

 食事の場面も多い。戦争中、戦後の貧しい食卓だが、家族一緒で会話がある。さらに箸の使い方を良い。民放局の朝の番組で食事をする場面が多いが「なんだこの箸使いは……」と思うことが多いので、その美しさが印象的だ。

 放送開始が311のすぐ後だったので東日本大震災の復興と、「おひさま」の中で敗戦から立ち上がっていく姿を重ねあわせて受けとめた人も多いのだろう。日本人が持っていたのに失ってしまった、家族のつながり、友情、結びつき、そうしたものの大切さを再認識させてもらえる、と書いているが私も同感。 

 私とヒロインは10歳ほどの年齢差がある。しかし戦後の貧しかった生活が、今では懐かしく思う。10月1日までの放送だが毎日が楽しみなドラマだった。 


 
コメント
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