晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

安倍晋三の危うさ

2006-09-03 15:16:12 | Weblog
 安倍晋三の政権公約に、教育基本法、憲法の改正が謳われた。
 あのコイズミでさえ、憲法改正は正面から取り組まず、財政構造
改革という、富の分配の調整がメインの公約だった。(結果は、
格差社会だが)

 この国の保守派のアイデンティティの矛盾は、国の伝統とか、
「美しい国」の実現とかを掲げれば掲げるほど、現実の政策選択が
アメリカの意向に沿わなければならないという制約とぶつかって
しまうことにある。

 歴代の政権担当者は、経済政策を中心に、豊かになることで矛盾を
表面化しないように舵取りをしてきた。

 安倍の実現したい方向は、アメリカの意向と齟齬をきたす可能性が
あるのではないか。安倍の取り巻きの中には、アメリカべったりの
姿勢を、「国を売る」と受け取る者も多いようだ。

 靖国問題だけでなく、アメリカからのメッセージを注視して
いかなければならない。




 
コメント (3)
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