晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

団塊の世代

2006-09-18 16:02:15 | Weblog
 琴似の久住書店で、『回想 沈黙の団塊世代』(かわぐちかいじ ちくま文庫2005原題は「沈黙の団塊へ」2001)を購入。

 作者は、1948年生まれ、漫画を読まない私にはわからないが、「沈黙の艦隊」「ジパング」などの代表作を持つ人気漫画家。彼の自伝。

 作品では、瀬戸内海の島で育ってから、東京に出て漫画家になるまでの出会いを描いている。少年漫画、ビートルズ音楽、黒澤映画、全共闘運動・・

 1947~1949年生まれ800万人を団塊の世代と呼ぶが、いよいよリタイアの時が来る。彼らが、「既成の価値観の否定」をかざして輝いていたのも70年代まで。

 その後は、会社に取り込まれ、ニューファミリーとして消費の対象にされ、時代に適応した価値観を持っていないため、友達夫婦、フラットな関係、いつまでも若者気分、挙句の果ては、モラルの崩壊へ。

 1954生まれの私は、団塊の世代に対して、こんな否定的な言葉を連ねるが、持っている価値観は全く同じ、新たなものを提示できないコンプレックス世代、いつまでもポスト団塊世代と呼ばれている。後に続く、新人類には同調できないが、よっぽどうらやましいと思う。







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