晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

『ALWAYS 三丁目の夕日 ‘64』

2012-02-20 20:40:12 | Weblog

ALWAYS 三丁目の夕日 ‘64』(監督 山崎貴 2012年 東宝作品)

 

 12日に札幌ファクトリー内ユナイテッドシネマで鑑賞。公開後3週間が経過しているにも関わらず、1番スクリーンはほぼ満員。これは大ヒット間違いなし。

 

 シリーズ第3作目は、前作より時代が下って1964年、東京オリンピックの頃。40数年経った現在の私たちが物の豊かさと同時にどこかに忘れてきた人と人との結びつきを描く。情感溢れる各シーンは笑いと涙に包まれる。万人に支持される理由である。

 

 思えば、松竹の寅さんシリーズも同じように下町の人情を描き、観る人は予め想定されるようなストーリーであっても期待通りの満足を得ることができた。盆と正月は寅さんを観なければならないのだ。

 

 

 私は、「昔は良かった。」VS「昔だって現在と同様に様々なネガティブなことがあった。」と対立的に批評してもしょうがないと思う。

 

昔の子どもは夢を持っていたが、今の子どもは夢を盛っていない、持つことができない、と言われると一見そのように感じてしまうが本当にそうなのだろうか。

 

はたして、将来の夢のためにガマンした結果どれだけの人が夢をかなえただろうか。私は、現在の子どもたちの方が、つらい困難な局面を含めて、今、ここを、自分の持っている力を使って全力で生きているように感じる。

 

 私たちは、いつの時代も、今、ここを、全力で生きた結果として、何かをなしているのではないか。

 

 「3丁目の夕日」は、お金を払った分の感動が間違いなく得られるお薦め映画と考えるが、私は過去も現在もそれほど違うとは思わない。

 

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