晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

左翼の感性

2007-03-11 14:03:38 | Weblog
 「1億総中流」といわれた時代がかつてありました。また、現在でも自動車、衣服、装飾品、食材・・・高級品が求められ、かなり売れているといわれています。

 先進資本主義国では国民生活の水準は高く、豊かさを享受しているとの認識が一般的です。



 資本主義のグローバル化が進む中、この国は、新保守主義的な経済政策をコイズミ以降とっています。勝ち組と負け組、格差社会なる言葉も広がっています。

 生活保護世帯が急増、非正規雇用の増加によるワーキングプアや老齢世帯やひとり親世帯の状況も深刻です。国は、増税、低金利政策など大衆収奪で財政危機を乗り切ろうとしています。

 高度経済成長、バブル経済、冷戦の終焉で、一時は不用品扱いの「左翼」の感性が再び試されています。

 「現代の貧困問題」を正面から問うべき情況です。野党とか、革新とか、看板では無く、その感性が試されています。



 「自由とは、必然性を認識すること」とは、現在の必然的なことをどう認識できるかです。

 明治維新に際し、倒幕で一致したが、攘夷思想を最後まで捨てれなかったのは、自由ではなかったと言うことです。倒幕、開国が歴史的な必然性でした。

 いま、歴史はどのように進んでいくのかを認識できるか否かが、自由を獲得できるかどうかの岐路です。

 
コメント
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