晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

休日の風景

2007-01-05 14:42:37 | Weblog
 真冬なのに季節外れの陽気で、もう体がじっとしていられません。

 近くを軽めのランニング。

 丘を登って、下界を見れば、平和な景色が続く。そこに、人々の暮らしがある。


 大きな声の出ない総理にとって、「美しい国」づくり、イコール、教育基本法改定、防衛省改名、国民投票法そして憲法改定、残業規制を無くして過労死を推進する規制緩和・・・。私にとっては、どこがどう美しいのか理解不能です。

 でも、この総理、暮れのインタビューで、「今年を一字で表すと?」と問われて、「責任!」と答えていましたから、やはり私には彼を理解することはできません。


 こんなことに、腹を立てるより、自分に欠落している、詩や音楽、風景や人の感情を理解できるような感性を養うことを今年のテーマにしようかな。




『興行師たちの映画史 エクスプロテーション・フィルム全史』(柳下毅一郎著 青土社 2003年刊)を図書館より借りて読む。(全くの駄本であった。)

 映画作者が何かを訴えようとして作るのではなく、観客が興味本位で見たいものを作るのが、エクスプロテーション(観客からお金を搾取するという意味)映画。

 従って、テーマには、見世物、魔術、残酷、恐怖、奇形、セックス、人種などといかがわしさが漂うことになる。

 日本の例では、大蔵映画や若松孝二が否定的に描かれ、ただ一人、渡邊文樹という無名の作家のみが評価されている。渡邊は無名だが、『腹腹時計』を巡回公演していると言えば、少しわかる人がいるかも知れない。





 
コメント
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