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ふとっちょパパの気ままな日記

読書履歴を中心に日々の記録を書きます

家族の昭和

2025-02-19 16:48:45 | 本と雑誌
関川夏央さんの本。
数日前に読了した本だが、出版社が違い、装丁が違ったので、同じ本であることに気づかなかった。
再度読んでも良かったのだが、止めておいた。
それでも、解説が澤地久枝さんであり、これを読むだけでも良かった。
同じ本を読むパワーが無くなったな。

こんなふうに、暮らしと人を書いてきた

2025-02-19 16:12:38 | 本と雑誌
大平一枝さんの本。
図書館で見つけた本である。
私だと、書店で見ても買わないだろう本である。
最初は、あまりピンとこなかったが、途中から興味深く読んだ。

目次

恥ずかしい詫び状

◆一章 台所取材の舞台裏
最初はいつもあてどない旅
会うとだいたいがっかりされる
「うんうん、それで?」
聞く、話す、聞く、聞く
「私ってこんなにかわいそうな人なんですね」
?いい人に見られたい病?
取材は、相手にとっては通過点
料理をやめたワーキングマザー

◆二章 ライター、降る日晴れる日
春の道
後ろ髪の誓い
「離島に住む人にわかる?」
ポンコツ編集者の文章修業
初めての原稿料と欲の皮
無知の嵐
つねに心に三つの球を ――書籍企画の育て方
なんでもできるのは、なんにもできないと言っているようなもの
切らしたら困るもの
暮らしを書く場所
手垢の付いた言葉は刺さらない
ライフワークとライスワーク
ライターの身だしなみ
ガラケーの男
読んできたものからしか生まれない

◆三章 フリーランスの母つれづれ
ライターの一日の変遷
受け継がれた癖
仕事開始のセレモニー
仕事場の必須条件
積立貯金を始めた日
ティッシュに包んだお金
彼女や彼のブルドーザー時代
私のブルドーザー期
トイレに行けない
集中力のゆくえ
人生には裏テーマを ――その一、痛みの記憶
人生には裏テーマを ――その二、だいそれていい

◆四章 文章磨き、日々の稽古
私の文章磨き、五つのヒント
「誰もあなたの文章なんて読まない」
書くことに悩むたび戻る場所
向田さん遊び
歌詞には学びがいっぱい
黒々チェック
供養ファイル
レス・イズ・モア

◆五章 暮らしと人を書くということ
時代遅れの学生運動
意外な副産物
録音をしない理由 その一
録音をしない理由 その二
「力を貸す」と「仕事を請け負う」は違う
心の貯金
エゴと装丁
きのうのお昼ごはんは何だっけ
学びどき、磨きどき
「売りにくい本を書いてるね」
名前のない労働の価値
自分を喜ばせる方法を
吉沢邸の新聞紙

つながりのゆく先

漢字と日本人

2025-02-17 07:46:40 | 本と雑誌
図書館で見つけた本。
あるのは知っていたが、なんとなく手にしていなかった。
事柄の評価について、本心がどこにあるのかわからないところもある。
それはそれとして、蒙が啓かれるといってよい本だと思う。

目次

第1章 漢字がやってきた(カテーの問題;世界でたったひとつの文字;漢語とはどういう言語か;不器用な日本人)
第2章 日本人は漢字をこう加工した(訓よみとかな;日本語の素姓;漢字崇拝という愚)
第3章 明治以後(新語の洪水;翻訳語―日本と中国;顛倒した言語―日本語;「歴史」と「進歩」)
第4章 国語改革四十年(漢字をやめようという運動;国語改革とは何だったのか;当用漢字の字体;新村出の痛憤)
終章 やっかいな重荷


雑草学のセンセイは「みちくさ研究家」

2025-02-12 15:58:06 | 本と雑誌
稲垣栄洋先生の本を久しぶりに読む。
先生の本はいつ読んでも楽しい。

目次

1 シロツメクサとレジャーランド
2 不合格通知とオオイヌノフグリ
3 オヒシバと坂道アイドル
4 タイヌビエと漫才コンビ
5 忍者屋敷とコオニビシ
6 誰もいない森とジャングル芋掘り
7 セイタカアワダチソウと花粉症
8 イタドリと左腕の古傷
9 メリケンカルカヤと青春18きっぷの旅
10 「教えない先生」とコウガイゼキショウ
11 温泉卓球とスミレの花


家族の昭和 私説昭和史2

2025-02-10 17:56:35 | 本と雑誌
関川夏央さんを久しぶりに読む。
向田邦子、吉野源三郎、幸田文、鎌田敏夫の各氏の作品を題材に昭和を語る。
実に興味深い。
私説昭和史1も読まねばと思う。

目次

1 「戦前」の夜ー向田邦子『父の詫び状』と吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
平伏する父/稼ぐ娘/ふたつの家の「家長」/「コペル君」たちの東京/「あの人々」への視線/「大衆」の住む家/家族のプライバシー/大事なことはしゃべらない)/
2 女性シングルの昭和戦後ー幸田文『流れる』ほか(女だけの家/向島の生家/「おとうと」をなくした人/「脊梁骨を提起しろ」/父の思い出を書く人/女たちがひとりで棲む街/玄人に伍してみたい)/
3 退屈と「回想」-鎌田敏夫「金曜日の妻たちへ」ほか(「妻たち」の昭和末/「回想」する彼ら/「回想」しない彼ら/「生まれ育ち」には勝てない/衣食足りて退屈を知る/リバーサイドからベイエリアへ/「昭和」の終焉

事件報道の裏側―三度のメシより事件が好きな元新聞記者が教える

2025-02-05 08:47:25 | 本と雑誌
三枝玄太郎さんの本を読む。
彼の文章は時々話が飛ぶのでついて行けないことがある。
それを含んでも、この本は興味深く読んだ。

目次

第1章 逮捕ってそもそも何なの?
第2章 取調室では何が起きているのか?
第3章 「命に別条はない」と「意識あり」はどう違う?
第4章 火事や失踪ほど難しい事件はない
第5章 「超」踊る大捜査線―現実は刑事ドラマより奇なり!?
第6章 事件ニュースが「ぼやけて」きている?
第7章 「夜討ち朝駆け」は風前の灯火か?
第8章 大新聞で事件記事が減っている?
第9章 それでも事件記者は走る

メディアはなぜ左傾化するのか 産経記者受難記

2025-02-02 17:19:29 | 本と雑誌
三枝玄太郎さんの著書。
立ち位置が多くの記者とは違うのは分かる。
本としては、中途半端な立ち位置に見え、鋭さを感じない。

目次

まえがき
1 「会社を辞めろ」と言われた日
2 心情左翼なのに産経新聞に入ってしまった
3 NHKも新聞も殺人犯の言い分を垂れ流していた
4 古参の刑事が語る「冤罪論」を聞く
5 記者クラブで顰蹙を買う日々を過ごす
6 被告人の親族に怒鳴られる
7 殺人鬼の無罪を信じた共同通信の記者に驚いた
8 記者クラブの掟を破って朝日記者の嫌がらせに遭う
9 人権派記者は警視庁には来ない
10 警察幹部の目の前で取材メモを踏みつけた
11 取材協力者のおばさんはひたすら怪しかった
12 歴史教科書を巡るマッチポンプに呆れる
13 「沈黙の艦隊」の担当で幻聴に悩まされる
14 住民運動の主は後ろ暗かった
15 民主党の政治とカネにメディアは甘かった
16 左派と右派の対立は激化していった
17 マッド三枝、沖縄を行く
あとがき


「デマ」の構造

2025-01-26 08:04:53 | 本と雑誌
著者の三枝玄太郎さんのことはユーチューブで知った。
「デマ」の構造は、まだ図書館に収蔵されていないので、買ってみる。
特に新しい発見もないが、時にはユーチューブで見るのではなく、読んでみることも良い。
本でないと伝わらない人々もいるだろうから、こういう本も必要だと思う。

目次

第1章 「亡国の再エネ政策」の深い闇
第2章 杉田水脈氏が左派勢力から狙われる理由
第3章 「クルド人問題」無視は「報道しない自由」か
第4章 偏向報道が続く沖縄の言論空間
第5章 「遺族年金が廃止される!」というデマの震源は?
第6章 テレビ、新聞の政治報道は信用できるか
第7章 「ハリス優勢」「接戦」と報じたテレビ局の罪

帰国運動とは何だったのか: 封印された日朝関係史

2025-01-21 08:13:51 | 本と雑誌
高崎宗司・朴正鎮編著。
2005年の本である。
こういう本を読み進める力が無くなっている。
途中をかなり斜め読みし、結局何が起きたのかはよく理解できなかった。

目次

はじめに なぜ、いま帰国問題か
1 帰国運動とは何か
2 誰が帰国運動を推進したのか
3 帰国運動はどう報じられたのか
日韓国交正常化と日朝関係の非正常化


コンピューター誕生の歴史に隠れた6人の女性プログラマー

2025-01-13 07:27:35 | 本と雑誌
ENIACは有名だが、そこに女性プログラマーが深くかかわっていたことは、勉強になった。
映画を見てみるべきだった。

登場人物紹介
 ENIACのプログラム技師(ENIAC6)
 電子工学科ムーア校[ペンシルベニア大学]
 弾道研究所、性能試験場[メリーランド州アバディーン]

まえがき

大きな扉が開く

ムーア校の計算チーム 1942年~

数学専攻の女性を探して
異質な存在
基地の片隅に佇んで
他人の功績を認めなさい
事が順調に運んでいない
加算機とレーダー
ウォルナット通り3436番
地下室の怪物
失われたメモ
「ゴールドスタインに金を出してやれ」
戦時の暗黒の日々
「あれほどの機械が、あんなたった一つのことをするために」
キスの橋
電気は怖い?
彼女のやり方で学ぶ
ハゲタカに囲まれて

ムーア校でENIACをプログラムし、デバッギングする 1945年~

学部長の控えの間

新たなプロジェクト  
分割して統治せよ
問題を操作の列にする
途方もなく大きなもの
プログラムとペダリングシート
ベンチテストとベストフレンド
並列プログラミング
サインとコサイン
ENIACルームは彼女たちのもの!
公開実験の日を前にして最後まで残ったバグ
公開実験の日、1946年2月15日
奇妙なアフターパーティー

性能試験場で稼働し続けるENIAC
百年問題と求められたプログラム技師
ムーア校の講義
彼女たち自身の冒険
アバディーンとその周辺のENIAC5
新たな人生
エピローグ 再会

あとがき
 キャスリーン(「ケイ」)・マクナルティ・モークリー・アントネッリ(1921-2006)
 ルース・リクターマン・タイテルバウム(1924-1986)
 フランシス・ビーラス・スペンス(1922-2012)
 マーリン・ウェスコフ・メルツァー(1922-2008)
 ジーン・ジェニングス・バーティク(1924-2011)
 フランシス・エリザベス(「ベティ」)・スナイダー・ホルバートン(1917-2001)
謝 辞
訳者あとがき


完全シミュレーション台湾侵攻戦争

2025-01-05 14:36:34 | 本と雑誌
山下裕貴さんは陸上自衛隊元陸将のかた。
ユーチューブで知った方だ。
こういうことを考えてくれている人がいるというのは大事なことだ。
ユーチューブで見ていると、小学生の避難訓練にも戦争関係だと反対の人たちが出てくる。
こういう方々との対応も必要になるのだろうな。

目次

プロローグ
第1部 中国はいつ台湾侵攻を決断するのか
アメリカが予測する「Xデー」
「独立」を望んだときが危ない
習近平の野望
中国の国内事情
「台湾海峡」という大障害
「台湾関係法」とアメリカの台湾支援
驚異的な進歩を遂げた中国人民解放軍
自衛隊の「実力」
第2部 台湾有事シミュレーション
台湾侵攻完全シミュレーション〈Xデーまで〉
【全般情勢】
【人民解放軍の状況】
【Xデーマイナス数ヵ月】
【Xデーマイナス数ヵ月~1ヵ月】
【Xデーマイナス10~7日】
【Xデーマイナス4日】
【Xデーマイナス3日】
【Xデーマイナス2~1日】
【Xデー:上陸日】
台湾有事は日本にどう波及するか
東シナ海空戦に突入
日本は「中立国」なのか
第3部  シミュレーション解説
中国はウクライナ戦争から何を学んだか
過去の「台湾海峡危機」
台湾の孤独な戦い
半導体産業とバーチャル国家構想
自衛隊「防衛力整備計画」を診断する
最重要は「住民避難計画」の策定
安全確保法制は機能するのか
親日国・台湾と日本の絆
第4部 戦争の結末
日米の参戦
「摩擦」の発生と不測の事態
【上陸開始の数日前】
【Xデー:上陸日】
【上陸2日目】
【上陸3日目】
【上陸4日目】
【上陸5日目】
【上陸6~10日目】
【上陸4週目】
【上陸後2ヵ月】
【上陸後6ヵ月】
侵攻作戦の結末
あとがき


国力研究 日本列島を、強く豊かに。

2025-01-02 20:00:17 | 本と雑誌
高市早苗さんの編著の本。
大事な分野を網羅的に勉強できる。
執筆陣がしっかりしており、勉強になる。
こういう啓蒙的な本が広く読まれることは大事だと思う。

目次

序章 国際社会の現実と「総合的な国力」強化の必要性 高市早苗
第一章 外交力
1 中国に怒るべきときは怒れ 山上信吾(前駐オーストラリア大使)
2 「習近平中国」の実態 垂秀夫(前駐中国大使)
第二章 情報力
3 インテリジェンスをいかに強化していくか 江崎道朗(麗澤大学客員教授)
4 スパイ防止法や通信傍受等の法整備が必要 小谷賢(日本大学危機管理学部教授)
5 非対称兵器と平和ボケ 山口芳裕(杏林大学医学部教授)
第三章 防衛力
6 自衛隊の実力と反撃能力 尾上定正(元空将)
7 台湾有事と日本の役割 兼原信克(元国家安全保障局次長)
第四章 経済力
8 国力の基礎となる経済力 本田悦朗(元内閣官房参与)
9 日本の経済戦略―高圧経済と統合運用で政策先進国を目指せ 若田部昌澄(早稲田大学政治経済学術院教授)
第五章 技術力
10 明治の「殖産興業」に学べ 加藤康子(産業遺産情報センター長)
第六章 「国力」の全要素を包含する宇宙政策 高市早苗
結びの章 「人材力」の強化に向けて 高市早苗


日本外交の劣化 再生への道

2024-12-27 12:11:24 | 本と雑誌
著者の山上信吾さんのことは最近、「南半球便り」などで知った方。
発信力があるが、誤解も生んできたのだろうなと推察する。
こういう方にはまだまだ活躍してもらいたいと思うが、どこで活躍できるのだろうか。
年寄りになると段々頑固になるから、エンドを決めて活躍してもらうというのが良いだろうと思う。

目次

第1部 日本外交劣化の現実
第2部 なぜここまで劣化したのか?
第3部 再生への道


信じてはいけない 民主主義を壊すフェイクニュースの正体

2024-12-22 19:30:28 | 本と雑誌
平 和博さんは、朝日新聞IT専門記者(デジタルウオッチャー)とのこと。
2017.6.30第1刷ということだから7年前に出版されている本。
全く知らなかった。
本そのものは、読みにくくよく理解できない。

目次

第1章 フェイクニュースとは
第2章 拡散の仕組みとは
第3章 フェイクニュースが与えた影響
第4章 トランプ政権とフェイクニュース
第5章 発信者たち
第6章 ダマされないためには
第7章 ファクトチェックで対抗する
第8章 フェイスブックの責任
第9章 日本で、そしてこれから
終章 ウェブの発明者の懸念

地震予知の絶望と希望

2024-12-15 08:36:16 | 本と雑誌
佐藤義孝さんは存じ上げている方だが、地震予知に興味を持っていらっしゃるとは知らなかった。
結局、「地殻変動の連続観察」が大事だということのようだが、予知ではなくとも、準備ができるというな実績ができれば、嬉しく思う。

目次

第1章 140年も前に“こうすれば地震の予知は可能だ”と提言した人々!
第2章 「地震予知」の絶望 前編―予知できなかった!兵庫県南部地震!
第3章 「地震予知」の絶望 後編―またしても予知できなかった「3.11」
第4章 「地震予知」の希望!―「地殻変動の連続観測」が決め手に!
第5章 大震災の惨状!「前兆情報」があれば!
第6章 終章―前兆情報が生きる時代に