予定の診療に余裕があった日曜日。
堆肥場の周りの倒木の片付けをしようと思っていたのだが・・・・
出勤したら手術に難産が続いたようで、あちこちにその痕跡(汚れ)が残り、洗濯物がいっぱい。
アイロンがけして、手術用覆布を滅菌できるようにケッテルに詰める。
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朝一は繁殖牝馬のフレグモーネと細菌性関節炎。肢が痛くなって、流産もしてしまい・・・・
関節液を抜いて抗菌薬投与して楽になっている。
フレグモーネ様の関節周囲炎もあるのでRegional Limb Perfusion しましょう。
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そのあと、頭を傾げる1歳馬の診察。
わずかに頭を右に傾ける。
両目塞いでもひどくならない。左眼だけ塞いでもひどくならない。
右眼だけ塞いだら、ひどくなった。
左側の前庭障害なのだろう。
ステロイドを投与して様子を観てもらうことにした。
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分娩後48時間の繁殖牝馬の疝痛の依頼。
来院したら立って居られないほど痛い。
PCV50.9%。
結腸捻転でしょう。すぐ開けましょう。
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終わって2時。
それから、6日前に膀胱破裂の手術をした子馬の術創が開いて腸管脱出したとの連絡。
腓腹筋断裂があり、介助して寝起きさせていた子馬。
術創に無理がかかったのだろう。
縫合糸は解けたり切れたりしていなかったが、腹壁が切れて傷が開いていた。
そして、臍も化膿していたらしい。
切除してあったが、周囲に膿があった。
小腸にも汚れと損傷があり、厳しい状態だが、小腸を洗って腹腔へ戻し、腹腔洗浄した。
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さらに3週齢の子馬の疝痛が来院。
この子馬も臍帯炎がある。
導尿したら尿も濁り、フィブリンを含んでいる。
WBC 26,000 /μl
開腹したがひどい癒着であきらめたそうだ。
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もう急患が来ない日、急患がこない夜はないようだ。
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このところ餌台にあらわれるシメ
どの図鑑をみても「ずんぐり」とした、と表現されている
動いているときはそうでもない
ずんぐり、はやめてほしいよね;笑
膀胱破裂の子馬の再手術は介助者の負担もかなりのものでしょうね。この命を救いたい、守りたいのでしょうね。
馬の場合は神経系の疾患の治療の分野には治療に結び付けられる余地があるように思います。時間のかかる疾患は淘汰の理由にされがちなのだろうとも思いますが。
では、ずんぐりを言い換えるとすれば「ずんぐりむっくり」「ずんぐり寸胴」などもでてきて、にやける朝。
先日は冬の野鳥観察を楽しんできました。遠くに見る馬や牛は雪がすくなく薄汚れていましたが、今度は外に出るには雪が多すぎかな。
さ、脂肪燃焼サプリメントとプロテインで雪かきにGo!
頭の傾きは少しずつ良くなっているようでした。程度としてもひどくありません。ただ、ご本人はめまいがしているのだと思います。他の馬から逃げるようになった、とのことでした。
「丸みのある」なんてのはどうでしょうね?「丸みを帯びた体型の」は硬いか・・・・
脂肪燃焼サプリ、効果があるようならおしえてください;笑
手術の抗生物質選択も傾向と対策を念頭に行かなければならなかったりしますか。
ずんぐりというより嘴マッチョなだけでは。
今時期背景と上手く溶け込んでいるようですが、擬態が求められるほど餌求めて平場で動く鳥なのですか。
この写真以上にずんぐりしているのは確かです;笑 体を膨らませているのかもしれません。ふくら雀なんて言葉もあります。
アトリ、イカルの仲間はクチバシの太さが特徴です。種を力で潰すため、ですかね。
擬態というより派手ですよね。