アブ対策
この冊子の6月号に、酪農学園大学応用昆虫研究室の佐々木均先生が
「飛来昆虫サシバエ・アブの生態とその防除」と題して、アブやサシバエの種類、生態、防除方法などを書いておられる。
かなり学術的な文章で、とても詳しく書かれている。
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私の周りでもアブはとても多い。
海から500mほどなのだが、山林に囲まれてもいるかららしい。
と言ってもアブはどこで増殖しているのか?疑問に思っていた。
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診療に来る馬も腫れてボコボコになっていたり、血だらけになっていたりする。
アブが飛んでくるので、外で落ち着いて診療することはできないし、
診療室へも入ってくる。
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牛では白血病の媒介が問題になっている。
おそらく最も大きな伝染方法はアブ類による媒介なのだろう。
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この文章には防除手段も書かれている。
生態的防除(避陰林の整備、避難小屋の設置、産卵植物の除草、湿地の乾燥化)、
物理的防除(トラップの設置、畜舎への防虫網の設置)、
生物学的防除(寄生蜂の保護、寄生菌やバクテリアの散布、捕食性天敵の保護)
化学的防除(畜体への殺虫剤塗布、忌避剤の使用)
<以上、アブについて>
しかし、実際に効果をあげるのはなかなか難しそうだ。
費用がかからない簡便なトラップを試作中とのことだから、良いものができたら試したい。
とりあえずは・・・・・・・・・一生懸命、草刈りするしかないか。
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今日はよく晴れ上がり、しかし暑くなく、風は爽やかで、良い夏の日だった。
午前中、黒毛和種子牛の臍ヘルニアの手術。
臍ヘルニアというより腹壁欠損なのだろうと思う。
雌子牛なのだが、臍周囲だけでなく、もっと尾側の腹壁正中が癒合していない。
午後、ロド感染症の子馬の剖検。
肺も、腸管リンパ節も、膿だらけ。
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だらけ・・・・