昨年のAAEPでコロラド州立大が立位の馬にどのようにハーフリムキャストを巻くかを講演している。
自然に立っている角度に球節以下を固定している。
蹄底は完全にキャストで覆う。
対側肢には、キャストをした肢と長さが合うように「下駄(elevated support limb shoe)」をつけている。
巻き方。
キャストする肢は2×2の角材に乗せる(左)。
こうしておいてキャストを巻く。
最後に肢を持ち上げて蹄底も覆う!
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発表者は自然に負重した肢勢にキャスト固定することで、キャストに伴う問題(キャスト擦れ、対側肢の蹄葉炎、etc.)などを減らせると考えているようだ。
角材に乗せておいて巻くので、ずっと肢を持ち上げて管骨(中手骨・中足骨)と指骨・趾骨が真っ直ぐになるように巻くより楽に巻けるかも知れない。
この場合も蹄底まで覆ってしまうことはポイントだと思う。蹄を出していては、負重が骨折部にかかってしまう。
蹄底を覆えば、荷重はキャストを通じて近位へ逃げていく。
しかし私は、骨折馬の応急処置としてはこの方法は推奨しない。
管骨(中手骨・中足骨)や指骨・趾骨に体重をかけさせないようにするためには、望ましくないからだ。
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木の板にプラスチック板を貼り付けたものを蹄にあわせて切り、それを木ネジで蹄にとめている。
この方法は慢性蹄葉炎の管理にも使えるようだ。
それはそれで、あらてめて紹介したい。
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今日は手術の執刀はなし。はア~楽だ。
さとうきなこさんの「地上の楽園」
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はamazonでは在庫切れだそうだ。
補充されるそうなのでチョッと待ってね!
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土曜の夕方、青木先生から電話。
「今、先生の母校の前を通ってますよ~。これから十三で飲み会です~。」
十三の夜はどうでしたか?
そう、私は18まで十三(じゅうそう)で育った。
プロフィールのhot, dirty, dangerous な街とは、知っている人は知っている十三です。