チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

ぶらっと、相模の海を眺めに

2018-12-23 11:53:17 | 湘南・鎌倉・三浦ぶらり
12月23日(休)

 師走に入ってからしばらくの間、まだ晩秋のようなぬくもりのある日が続いていましたが、中旬になってようやく例年並みの気温の日もやって来ました。とはいえ、今のところは、穏やかで暖かな12月といってもいいような気がします。
 予報では、今週半ばから年の瀬にかけて、かなり強い本格的な寒波がやって来るとのこと。そんなことを耳にしながら、先週の半ば、日射しの気持ち良い日に、今のうちかなと外へ出たくなりました。

 電車を下りて20分ほど歩きました。国道のバイパスの下を抜けると真っ青な海が見えてきました。
  さてどこでしょうか、
  

 水平線にうっすらと伊豆大島が
  浮かんでいるのですが、
  

 くぐった道路は
  「西湘バイパス」
  
 ということで、ここは小田原の「御幸の浜」です。

 同じ「相模湾」といっても、逗子・鎌倉辺りの海岸とは雰囲気が全く違います。薄茶色の砂浜ではない白みがかったややザラザラとした砂と転がっている小石。そんな砂浜のおかげか、水の青さがまことに見事。

 まだ「小春日」と言っていい季節なのかどうか、ともかく、波しぶきに
  厳寒の趣はありません
  


   黒潮の生みし相模の冬の波   弁人


 さて、城下町に戻りましょう。

 海から再び西湘バイパスをくぐった先の一本目の道路には「蒲鉾」「鰹節」「干物」などの海産物のお店が並んでいます。中でも特に蒲鉾のお店が多く、通称「小田原かまぼこ通り」とも。

 老舗「鱗吉(うろこき)」の
  本店
  

 創業が天明元年(1781年)だそうで、すぐ近くの老舗「籠清」が文化11年(1814年)、有名な「鈴廣」が慶応元年(1865年)ということで、まあ、どこもたいしたもんですが、やっぱり「鱗吉」はまさに老舗中の老舗と言ってもいいでしょう。

 (上の写真の左)店の隣にこんな
  スペースがありまして
  

 メニューも魅力的。ここはやっぱり、
  ちょっと座ることに
  

 「地酒利き酒三種・燻りいわし焼」
  のセット
  

 通りに面した吹きっさらしのスペースですが、脇に石油ストーブも鎮座、風が吹けばアコーデオンカーテンが遮ってくれそう。この日は穏やかな日和だったので、まったく問題なく至福の一時を味わいました。
 もちろん、蒲鉾屋さんですから、「板わさ」も注文。1、5㎝くらいの厚さに切った高級蒲鉾にわさび漬けを載せて頬張りました。


   海の香と銘酒三種の炉辺かな   弁人


 ところで、「かまぼこ」という代物。スーパーでは一本2~300円のものが置いてあるのですが、小田原に来ると、1000円くらいから3~4000くらいの超高級品までいろいろと並んでいます。
 材料とか製法にかける手間の違いとかによるのでしょうが、正直のところ、凡人の舌でポピュラーなものと高級なものとの違いを見極めるのはなかなか難しい。
 テレビで、目隠しをして味の違いの見極めを試す番組がありますが、「かまぼこ」はどうなんでしょう、たぶん難しいと思いますがね。

 ただ、「これが高級品の味と食感なんだ」と思いながら食べていると、確かに美味しくて、わかったような気になるのも確か。やはり、その時の食感に喜びを感じながら味わえばそれでいいのでしょう、きっと。
 ということで、試しに1000円くらいのを買って帰ろうかと思いましたが、やめておきました。スーパーの蒲鉾を厚切りにして頬張ってみるのも、しばらくやめておきましょう。

 帰途、ほろ酔い加減で、気持ち良く
  お掘り端を歩いて行くと、
  

 北の国からやって来たユリカモメが
  羽を休めていました
  



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