チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

関西にいるカープファンとしては

2011-03-31 20:13:15 | スポーツ観戦等
3月31日(木)

 弥生も末になって、ちょっぴりですが、春の陽気が漂ってきました。

 なんだかんだ言いながら、やはり野球が見たくって、何日か前に、二度ほど甲子園に足を運びましたが、とにかく寒いのなんのって、防寒着にくるまってブルブル震えながらの観戦でした。

 ところが、週明けから少し寒さが緩んできて、また甲子園に行こうかなと思いながらラジオを聞いていると、ウエスタンリーグで、タイガースの二軍がカープと対戦するという声が流れてきました。球場は甲子園球場の近くの鳴尾浜球場です。そういう球場があることは知っていましたが、行ったことはありません。「よーし、行ってみよう」ということで、三日間通いました。

 アクセスは甲子園球場前からのバスしかありません。午後のゲームということは、帰りが甲子園の観客とかち合うおそれあるので、車で向かいました。

  到着
  

  みんな、ほんとうは野球が見たいのです。超満員の盛況
  
 と言っても、観客席は数百人くらいしか入れないスペースでした。初日はなんとか潜り込みましたが、ずっと立ち見でした。

 二日目からは、試合開始の1時間以上前に到着。
  
  この時間だとネット裏に座れます
  
 練習から見るのもまた楽し。

  試合開始前に、若手選手による震災の義援金カンパ
  
 昨日の30日、募金箱を持って登場したのは、今年東海大相模から入団した一二三投手でした。

 人手が足りないのか、実は、入場料が無料なのです。だから募金箱があれば、大人なら誰だって1000円くらいは入れたくなりますが、タイガースファンの女の子や子どもたちがいっぱい並んで、その上、お金を入れた後に握手をして写真を撮ってと時間がかかります。一二三君と握手をするようなミーハーでもない人のための募金箱があってもいいのにと眺めているうちに、試合の始まる時間が迫ってきてしまいました。

 少し入場料を取って、義援金に回せばとも思いましたが、ふだんは経費をかけるほどたくさんの人がやって来ることがないのかもしれません。

 ところで、甲子園の野球を見ていれば、ファームとはいえ、さすがにプロのレベルだと感じられるのではないかと期待しましたが、現実はそんなに甘くはありませんでした。本当に給料をもらっているのかと思うような凡プレーが随所に現れます。それにしても、ここはまさに「上を見ればキリがなく、下を見れば後がない」という世界なのです。ということで、凡ミスが出ると、見ているほうも思わず溜め息が出てしまいます。

 それに、実はこの期間、一軍は、カープがマツダスタジアムでジャイアンツと練習試合をしているのに対して、タイガースはドラゴンズと一緒に地元にいるということもあって、一軍クラスの選手が調整を兼ねて登場してきます。
 そのタイガース。一昨日は、去年の後半に活躍した秋山投手が先発。昨日は、鶴・上園・江草・若竹の継投。そして今日の先発がスタンリッジという具合。これでは貧打カープの二軍打線は全く打てません。おまけに今日はドラゴンズとの練習試合がないということで、上から来た、俊介・新井良太・浅井・桜井らが打線に入り、年俸の違いを見せつけるかのように、序盤から一方的な展開になってしまいました。

 しかし、こういう試練に打ち克てないといい選手になれないのですから、やはりもう少し頑張ってほしいと痛感しました。

 さてさて、この三日間、現実の厳しさをいやというほど目の当たりにしてしまったので、明日からは少しのんびりとした気分で、高校野球を楽しみたいという気分になりました。


     球春も花のつぼみやそのままに   弁人


コメント
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