3月8日(火)
「イカナゴのくぎ煮」、今年も作ってみました。
ちょっとゴマをかけ過ぎたかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/14/0092302e874e91caaebfa6283b43e1e3.jpg)
例年より海水温が低く生育も遅いということで解禁が遅れた「イカナゴ漁」。春の風物詩ですから、魚屋に「イカナゴの新子」が並び出すと、さすがに、おちおちとしてはいられません。
春の風物詩と言いましたが、ある時期が来ると、その土地の人が一斉に買い求めて競うように作るという慣習。昔は、お彼岸のおはぎやぼた餅を家で作ったり、ひと冬分の白菜を家族総出で漬けたりしましたが、それを近所の人と交換し合ったり離れている家族や親類に送ったりする「イカナゴのくぎ煮」。兵庫県の南部に残るこういう風習は全国的にも珍しいのではないでしょうか。
そういう雰囲気を味わえる明石の暮らし。なんとも心温まる気分になります。
解禁から三日目の土曜日。「今日作ってみようかな」という気分で、漁の具合を見に、6時前に海岸に出てみました。
やってる、やってる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/93/35530b83048e37311ff01f1876ab6bcf.jpg)
6時25分。朝日が上ってきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/fa/09edf1a9590649266140ae358d1653af.jpg)
11時、魚の棚。キロ900円
毎日、値が動きます。水揚げと入荷のタイミングがあるのでしょうか、同じ商店街なのに店によっても値が違います。
解禁日はキロ1100円から1300円でしたが、二日目は700円から900円。私が本番の日にした三日目は800円から1000円という具合です。
店を決めて購入する人もいるのでしょう、安い店が人気かというと、そうでもないのです。私は900円という真ん中の値段で並べていた昨年と同じ店にして、今回は釜揚げに500gとKAZU君用の分500gを足して2キロ買いました。
キロ1000円を切っているということは、今年はきっと豊漁なのでしょう。ちなみに去年はキロ1000円で買いました。不漁だった一昨年はどこの店も行列ができていましたが、キロ2000~2800円もしていました。あの時「今年はやめようかな」とつぶやいていたおばさんの気持ち、今さらながらよくわかるような気もします。
まずは、冷水で洗って
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/f6/eb3ddb0e9db0368fae5ef5c08bd8638e.jpg)
これはイワシの稚魚じゃないかと思うような6~7㎝のが少し交じっていますが、全体的に3㎝くらいで、まだ小粒の新子です。
小さい新子はくっつきやすく、きれいに炊き上げるのは難しいのです。でも、もしうまく行けば、見た目も上品な高級感のある「くぎ煮」になります。
ということで、気合十分で臨んだのですが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e9/fc64790d7f2cc6151ce6c1711c3513c0.jpg)
一度に炊く量と鍋の大きさが合わなかったのか、少し吹きこぼれてしまいました。
イカナゴを炊きて気合いは寒払ひ 弁人
生姜を少なめにしたKAZU君用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/47/f4b9381ad11afc047189c02f8615119d.jpg)
潮風に負けじとくぎ煮の香り立ち 弁人
やはり難しかった。釜揚げもくぎ煮も柔らかすぎて、少し団子状になっているところもありました。
ちょっと悔しくて、夜中に目が覚めてしまって寝つかれず、再挑戦に向けてレシピを確認しているうちに、油断大敵、風邪を引き込んでしまい、日曜日から寝込んでしまいました。「失敗!」などと呟いていたのが、キッチンに置いてある「くぎ煮」に聞こえてしまった祟りかもしれませんね。
それにしても、なかなか暖かくなってくれません。暖かくなれば、イカナゴの新子は日ごとに大きくなります。やっぱり、無難な大きさになった新子でもう一度炊いてみようかなという気分です。
「イカナゴのくぎ煮」、今年も作ってみました。
ちょっとゴマをかけ過ぎたかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/14/0092302e874e91caaebfa6283b43e1e3.jpg)
例年より海水温が低く生育も遅いということで解禁が遅れた「イカナゴ漁」。春の風物詩ですから、魚屋に「イカナゴの新子」が並び出すと、さすがに、おちおちとしてはいられません。
春の風物詩と言いましたが、ある時期が来ると、その土地の人が一斉に買い求めて競うように作るという慣習。昔は、お彼岸のおはぎやぼた餅を家で作ったり、ひと冬分の白菜を家族総出で漬けたりしましたが、それを近所の人と交換し合ったり離れている家族や親類に送ったりする「イカナゴのくぎ煮」。兵庫県の南部に残るこういう風習は全国的にも珍しいのではないでしょうか。
そういう雰囲気を味わえる明石の暮らし。なんとも心温まる気分になります。
解禁から三日目の土曜日。「今日作ってみようかな」という気分で、漁の具合を見に、6時前に海岸に出てみました。
やってる、やってる
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/93/35530b83048e37311ff01f1876ab6bcf.jpg)
6時25分。朝日が上ってきました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/fa/09edf1a9590649266140ae358d1653af.jpg)
11時、魚の棚。キロ900円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/a9/bc80310ff2aa6568aa419d825c2470e9.jpg)
毎日、値が動きます。水揚げと入荷のタイミングがあるのでしょうか、同じ商店街なのに店によっても値が違います。
解禁日はキロ1100円から1300円でしたが、二日目は700円から900円。私が本番の日にした三日目は800円から1000円という具合です。
店を決めて購入する人もいるのでしょう、安い店が人気かというと、そうでもないのです。私は900円という真ん中の値段で並べていた昨年と同じ店にして、今回は釜揚げに500gとKAZU君用の分500gを足して2キロ買いました。
キロ1000円を切っているということは、今年はきっと豊漁なのでしょう。ちなみに去年はキロ1000円で買いました。不漁だった一昨年はどこの店も行列ができていましたが、キロ2000~2800円もしていました。あの時「今年はやめようかな」とつぶやいていたおばさんの気持ち、今さらながらよくわかるような気もします。
まずは、冷水で洗って
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/f6/eb3ddb0e9db0368fae5ef5c08bd8638e.jpg)
これはイワシの稚魚じゃないかと思うような6~7㎝のが少し交じっていますが、全体的に3㎝くらいで、まだ小粒の新子です。
小さい新子はくっつきやすく、きれいに炊き上げるのは難しいのです。でも、もしうまく行けば、見た目も上品な高級感のある「くぎ煮」になります。
ということで、気合十分で臨んだのですが
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/e9/fc64790d7f2cc6151ce6c1711c3513c0.jpg)
一度に炊く量と鍋の大きさが合わなかったのか、少し吹きこぼれてしまいました。
イカナゴを炊きて気合いは寒払ひ 弁人
生姜を少なめにしたKAZU君用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/47/f4b9381ad11afc047189c02f8615119d.jpg)
潮風に負けじとくぎ煮の香り立ち 弁人
やはり難しかった。釜揚げもくぎ煮も柔らかすぎて、少し団子状になっているところもありました。
ちょっと悔しくて、夜中に目が覚めてしまって寝つかれず、再挑戦に向けてレシピを確認しているうちに、油断大敵、風邪を引き込んでしまい、日曜日から寝込んでしまいました。「失敗!」などと呟いていたのが、キッチンに置いてある「くぎ煮」に聞こえてしまった祟りかもしれませんね。
それにしても、なかなか暖かくなってくれません。暖かくなれば、イカナゴの新子は日ごとに大きくなります。やっぱり、無難な大きさになった新子でもう一度炊いてみようかなという気分です。