チムどんどん「明石通信」&「その後」

初孫との明石暮らしを発信してきましたが、孫の海外移住を機に七年で区切りに。現在は逗子に戻って「その後」編のブログです

元気を出すしか、日本列島

2011-03-21 18:32:34 | 身辺雑記
3月21日(月)

 被災地の人々へいったい何ができるのか。現実はことばに詰まって何も言えせん。

 みんな必死に頑張っているのに、「頑張って」という励ましのことばも追い打ちのようで発せられないという声もあります。

 そんな状況で何かことばをといえば、「何があっても、元気を出しましょう」くらいしか浮かんでこないのです。

 しかし、そう思っている人間も元気を失っている感じがします。正直のところ、逗子に帰っていた時の、時々やって来る3時間の計画停電、結局じっとしているしかなくて、やっぱり元気の出しようもない感じでした。


 そんな中で、被災地の現状はもちろん、原発や停電に対する当局の対応への疑問など、いろいろなことを頭の中に駆け巡らせながら、週末に、ほぼ平穏な明石に戻ってきました。


 今の関西。普通に暮らせる人間が元気にいられる状況にあるかというと、たしかに、だいたいはそんな感じなのです。
 まず、車でガソリンスタンドへ行ってみました。リビア情勢から高騰気味だった値段はそのままでしたが、何事もなく満タンにすることができました。パンもペーパー類も店頭に十分並んでいます。

 でも、関西でも消えてしまったものもありました。単一の乾電池。私は最近、乾電池の中でいちばん大きいあの単一の電池を使用することがほとんどありませんでした。懐中電灯やラジカセで必要なのでしょうか、どの店にも、入荷の予定も立たないという表示が出ています。
 もう一つ、お米です。あるスーパーで棚から姿を消しているのを目にしたあと、私のところも三日分くらいしか残っていないのに気づき、早速いつものお店に出向いたところ、とても銘柄にこだわってはいられる状況ではありませんでした。
 なにしろ、いつも口にしている「ササニシキ」の本場は宮城県ですから、当分は無理なのかもしれません。「ササニシキ」は山形でも産出されていますが、関西のお店は普段からほとんど全部と言っていいくらい「コシヒカリ」系のお米しか置いていないので仕方ありません。

 関西では、一昨年のインフルエンザ騒動の時にマスクがあっという間に消えてしまいました。そんなこともあって、今回も買いだめの気分が高まった結果なのかもしれないと思ったりしましたが、もしかしたら、被災地や関東の親類知人に送ろうとした結果なのかもしれません。

 もう一つ、明石海峡のライトアップが消えています。夕飯の時に、橋の灯りを眺めながら一杯というのが常でしたので寂しいのですが、これも仕方ないのかもしれません。
 電力について言えば、関西と関東では周波数が異なるので、節電分を関東に送ることはできないということですが、やはり日本人全体が「節電を」という同じ気分になっているのでしょう。
 どうも、神戸港から出ているディナークルーズ船は運行しているような感じなのですが、お客さんはさぞかし少なくなっているだろうと気になります。

 そんなことを考えていると、元気でいられるところは元気を出さないと、日本全体で経済活動が停滞して、より困難な状況に追い詰められたりしないかと心配になります。


   来るはずの春待ちわぶる彼岸かな  弁人


 今日、テレビに「本当は遊びたいけど、今は無理。みんな大変だから」という被災地の子どもの声がありました。
 遊びたいというのが当たり前の気持ちなのに、耐えているいる健気な子どもたち。ほんとうにやりきれません。

 ところで、KAZU君は幸い「元気な明石っ子」でいられます。やっと春らしくなった連休にじっとしていることはありません。

  「今できること」は元気に遊ぶこと
  

  ぱかぽか陽気の中の明石海峡公園です
  

  お弁当の前に「もう少し遊びたかったなぁ」
  


 昨日の日曜日は

  天文科学館へ。星座のお勉強?
  

  いよいよ、ワクワクのプラネタリュウム
  
 真っ暗になってからしばらく上手に見ていたのですが、本当は怖かったのです。とうとう堪忍袋の緒が切れて、キッズ用の上映だったのに、ブラック星博士とシゴセンジャーの登場前に退席してしまいました。

  でも、記念撮影はバッチリ
  


   花香りすくすく育つ正義心  弁人

コメント (2)
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