とりとめのない花壇。
ピンクのオキザリスは勝手に増えている。
日本在来(たぶんトウカイ)タンポポ。
これまで長らく2か所にだけ群落があったが、まったく違う場所に、この春はじめて出現した。
距離だけでなく高低差もあるけれど、種子が飛んできた、ということだろう。
ここでも増えていくかどうか、観察中。
在来種と西洋種、いちいち花を裏返して確認しなくても、だいたい見当がつくようになった。
咲く時期、背の高さ、花びらの数、なんとなくのたたずまい。西洋種はお顔が濃い印象。
コンボルブルス・サバティウス ”ブルーコンパクタ”(…だっけ?)
春から気温高めで、亜熱帯生まれはご機嫌です。
ニワゼキショウと、アメリカフウロ。
ニワゼキショウは、白花タイプをいつのまにか見かけなくなった。
梅の実みぃつけた。
アカバナユウゲショウ。
「夕化粧」だけど、朝からちゃんと咲いてる。
カラタネオガタマ(紅花)。
10メートルくらい風下にいると、たまにふわぁと良い香りがする。バナナみたいな甘い香り。本物のバナナではなくて、バナナフレーバーみたいな。
しかし、木のそばへ行って咲いている花に顔を近づけても、よくわからない。開き加減や、時間帯にもよるのかもしれない。
開ききった花にさわると、ぱらぱらと花弁が落ちる。これもほんのり甘く香る。
でも、持ち帰ってしばらくすると香りの質が変化するのか、ちょっとセメダインを連想するような匂いになることも。(ならないことも)
このように香りが不安定なため、「カラタネオガタマはいいにおい」ということ自体、なかなか人と共有しにくい。
西の川。以前はこちら側にいいフキがたくさんあったのだが、いまは笹がぎっしり茂りすぎて、フキもモミジガサもほとんどない。
笹やぶをのぞくと、けもの道みたいな通路がいくつも見え、なんとなくアナグマが住んでいそうな雰囲気。ウグイスの巣などもありそうな感じ。
本日の収穫その1。スナップえんどう。
今年は気候のせいか、買った種子のせいか、お味がいまいち。さやが薄めで、中のお豆はころころと丸い。グリンピースとスナップの雑種?
収穫その2。
黄色いもみじいちごと、赤い草いちご。今シーズンの初物。
いちごが色づき始めると、忙しい5月。
この木はソメイヨシノのはずだが、どの枝にも青い実がたくさんついている。
コマちゃんはどーこだ。
いたいた。
遠くにいる猫を見るのが好き。
誰もいないところで、ひとりで好き勝手にしている猫を見るのが好き。
なにしてるのかな。トカゲ待ってるのかな。メジロのさえずり聴いてるのかな。見張り? 考えごと? ひなたぼっこ?
なんのためでもなく、ただなんとなく気持ちよくて、そこにいたいからいるだけ、だよねえ。
こっちから見ていると、猫はすぐ見られていることに気づく。うんと離れていても、呼んだり手を振ったりしなくても、必ず気づく。
望遠レンズごしに、ばっちり目が合うと、いつも笑ってしまう。
もしかしたら、猫のほうも、むこうから遠くにいる人を見るのが好きなんじゃない?
「かえりまぁす」