白い花といえば、ホオノキの花。
木も、葉も大きいが、花のサイズも最大級だ。
このように上から見る機会はめったにない。
沢の斜面に生えている木を、数メートル上がったところから見ているのだが、それでも普通なら花はすべて頭の上だ。
這いのぼってきたテイカカズラが、長い枝の先端で行き場をなくして垂れ下がり、そこにあとから来たつるがどんどんからみつき、重みで枝が下向きになった。そのおかげで偶然に花を見ることができた。
成長の早いホオノキの枝は、柔らかくて弾力がある。これが他の木だったら折れてしまうだろう。
そのテイカカズラの花も白。
ホオノキの近く、川向こうに咲いている白い花が、このあいだから気になっている。
ガマズミのような、そうでないような。
がんばって行ってみたものの、足場が悪いので、手が届く距離には近づけない。「裏」から見上げるのがやっとだ。
葉も花も、ガマズミよりふわっと軽い感じに見えるんだけど…個体差といえばそんな気もする。
まあとにかくガマズミ属の何か。
秋に実がなるころにまた来てみましょう。
これは、たぶんウコギ属の何か。茎にとげがある。花は咲き終わったところらしい。
ウコギがあれば、ハナイカダの花もあるのではないかと思ったけれど、それはみつからず。
ついてきたコマ吉。
山道はあまり好きでないらしく、帰ろう帰ろうと言う。
つかれた~。
ひかげ~。
うつぎシスターズの最終ランナー、ウツギ(卯の花)咲き始め。
きょうはホトトギスの初音も聞いた。
こちらはバイカウツギの園芸種「ベルエトワール」。
枝の長いふわふわした感じが、うまく伝えられない。
アップにするとムクゲみたいになってしまう。
バイカなんとか、ウメなんとかという名の植物はいくつもあるけれど、何をもって梅というのかよくわからない。白い花で、花びら5枚? バイカウツギは花びら4枚だけど。ピンクなら、桜?
同じウツギ属には「ウメウツギ」というのもあり、なんだかまぎらわしい。
おまけ。ヘリコプター君。
尻尾のところが見慣れない形だなと思って撮ったんだけど…この距離では全然わからないですね。