閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

風の月

2020-12-15 14:48:32 | 日々

冬らしい風が吹いている。
朝、外の駐車スペースの真ん中に、ほうきで掃き寄せたようなこんもりした落ち葉の山ができていた。
おや、いったい誰が? と思ったら、風がぶわーっと勢いよく吹いてきて、落ち葉を渦に巻き込み、からからからとにぎやかに鳴らしながらコンクリートの上をころがして、1枚残らず芝生のほうへ撒き散らした。
ああ、遊んでいるのか。楽しそうだね。

 

いまはイタヤカエデ(かな?)、クリ、コナラがメイン。黄色や茶色の中に、赤いイロハモミジが少しだけ混じって、良いアクセントになっている。だいぶ離れたところから、金色の羽毛のようなメタセコイアの枯れ葉も飛んできている。離れた、といっても、風に乗れば3秒くらいだ。


風の強い日の落ち葉掃きはむずかしい。風の向き、それに強弱の波があるから、その隙をねらって、吹き溜まった落ち葉を手早く掃き寄せ、ちりとりの中にぎゅっと押し込む。ぐずぐずしていると、全部持って行かれてしまう。
しつこくしつこく遊びたがる風に根負けし、あきらめて家の中に引っ込んだ。
熱いコーヒー飲みましょう。

 

 

プリムラ・メラコイデス。

 

この子はこれから咲くところ。

 

夕方5時頃、もう日が沈んだあとの西の空。

 

雲の上に、明るくぴかっと光るものがあり、飛行機にしては位置が変わらないので、気になってシャッターを切った。
星…ですよね?
左上にもうひとつ小さいのが写っているけれど、この画像ではよく見えないかもしれない。手持ちカメラで星が写るとは知らなかったのでびっくりした。

 

本日のクレ坊。

 

本日貸し切り。

 

密じゃないよ。

 

本日の「いいね!」

Al HaNisim - Happy Hanukkah !

Kippalive はイスラエルのヴォーカルグループ。
キリスト生誕を祝わないユダヤ教では、「ハヌカ」が重要な冬の祭り。ユダヤ暦キスレーヴ月の25日から8日間行われる。(西暦2020年は12月10日~18日)
大昔に起こった奇跡にちなんで、燭台に毎日1本ずつ火をともしていくそうです。

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さくらメダル

2020-12-13 11:42:09 | お知らせ(いろいろ)

絵本『なまえのないねこ』が、2020年度「さくらメダル」(日本語図書絵本の部)をいただきました。

日本にあるインターナショナルスクール8校が参加する読書プログラムの一環で、司書さんたちがリストアップした中から、生徒さんたちが読んで「一番感銘を受けた作品」に投票し、この本が選ばれたとのこと。
いろんな国の子どもたちに読んでもらえて嬉しいです。ありがとうございました!

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本日のコマ吉

2020-12-12 09:29:02 | 日々

コマ、うちの子になって3年と10日。

 

 

 

 

相変わらずの後追い猫。そして、ますます肩乗り猫。
バランスのとり方が上達し、とくにフード付きのパーカーを着ていると乗りやすいらしく、くつろいでゴロゴロいいながらずーっと乗っている。
畑でコマをのっけたまま野菜を採ったりするのがふつうになってしまい、いっこうに降りようとしないので、そのまま家まで坂をのぼって帰ってくることもある。
4.8kgの負荷で、こちらも良い運動です。

 

バケツでお水。

 

おやあ? むこうの崖の上に…

 

張り込み中…にしては目立ちすぎ(笑)

 

そして、今日も今日とて、真鈴おばちゃんにべったり。
(布団には入ってくるけれど、寒くても人の膝には来ない)

 

に~んまり。

 

本日の(笑)

スーパーでみつけた面白すぎる値札&チラシ

このあいだスーパーのレジに並びながら、近くの棚を眺めていたら、カイロの値札に「ほんわかぽかぽか低温家族」と書いてありました。ペンギン用でしょうか。

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「あらいぐまのアリス」中国語版

2020-12-10 11:01:10 | お知らせ(海外版)

こみねゆらさんに描いていただいた『あらいぐまのアリス』(童心社 2008年)が、このほど中国語(簡体)版になりました。
北京の海豚出版社(Dolphin Books)というところ。オファーが来たのがたしか3年か4年前だったので、すっかり忘れていました。

表紙の書き文字のタイトルが、中国語でも書き文字になっていて、最初の3文字が「あ・り・す」、あとの3文字が「急がない」…かな?

 

こみねゆらさんの絵が、可愛いです。とにかくすべてのページが可愛い!の連続。

 

のんびりやのアリスちゃんは、お風呂の中でも、のんびり、ゆっくり。
あらあら、せっけんがぜんぶなくなっちゃった。

(そうそう、これをやりたくて、主人公をアライグマにしたんだっけ)

あいにく版元品切れになっておりますが、わたしには大事な宝物の1冊。

 

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赤や黄色の・その2

2020-12-08 16:46:43 | 日々

背丈が60センチほどのもみじの若木。紅く染まった葉も初々しくて可愛らしい。

 

ヤマノイモの葉っぱはハート&ハート。

 

ハゼノキの、これも1メートルくらいの若木。うしろはヤマハギ。

 

山もみじの黄葉。
つづいて栗、どんぐり(コナラ)の葉も金色になっていく。


スカンク・ヴァイン。天然リース。

 

本日の…「?」

郵便局で切手を買ったら、来年の干支の根付みたいなものをくれた。おみくじまで入っている。大吉。こういうのはたぶんみんな大吉なんだろう。
神さまでなくても、おみくじって、勝手に発行していいの? と思ったけれど、「お」と「み」を取れば単なる「くじ」だから、別にいいのか。
ポケットティッシュ(前より薄くなった)と、ジップロック袋と、貼るカイロも一緒にもらった。これはお年寄り向けセットで、子ども連れだったりすると違うものが出てくるのかもしれない。
ポケットティッシュは、もう一生困らないくらい在庫がある。銀行でくれる台所洗剤、洗濯洗剤の類も、うちでは使わないから、たまる一方だ。短くて質の悪い食品ラップや、薄すぎて使いみちのないタオルなども要らない。要らないけれど、その場で要りませんとも言いづらく、つい「あらどうも」と受け取ってしまう。
そんな文字通りの「粗品」にお金を使うくらいだったら、利息を「ナノ」レベルでもいいから上げるとか、働いている人たちの福利厚生に回せば、などと思うのだが、もらって嬉しい人もいるだろうし、ちょっとした潤滑油の役目を果たす、あるいは果たすと信じられているから、この先もなくならないだろう。

わたしの叔母は銀行に長く勤め、当時の女性としては珍しく管理職にまでなった人だ。よく顧客用のノベルティグッズなどを「ないしょ!」と言っておみやげにくれた。
銀行のマークのついたティースプーンのセットは、いまでも何本か残っている。クラシックカーの形の貯金箱もあった。いい匂いのするポケットティッシュ、模様入りのビニール袋なども、そのころはまだまだ珍しく、仲良しの友達にだけコッソリもったいぶってわけてあげたりしたっけ。
日本が「戦後の高度成長期」だった時代の話です。

 

本日の真鈴さん。

カメラの「インテリジェントオート」という機能が、便利なような、不便なような。
黒猫にピントを合わせると、

 

他の部分が白くとんでしまうのですが、

 

どうしたらいいのでしょうか。

 

「ひとに聞くまえに自分で考えてごらんなさい」
はあ~い;

 

本日の「いいね!」

Santa Claus confirms Christmas deliveries will proceed

フィンランド外務省からのお知らせ。
今年もサンタさんはクリスマスのお届けを予定通り行います。外務省が外交ルートを通じて世界の国と連絡をとり、トナカイがプレゼントのそりを引いている場合は、渡航制限が免除されることを確認したとのこと。
(煙突から降りてきたら、「サンタさんへ」って消毒用アルコール容器が置いてある…という一コマ漫画を想像しちゃいました)

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赤や黄色の

2020-12-06 09:54:40 | 日々

散り始めるもみじ。
紅葉見物に人々が繰り出すのは、寒い冬に備えて、赤や黄色の暖かそうな色を、できるだけたくさん目に蓄えておきたいからだろうか。

 

木がたくさんあるみたいだけど、これはぜんぶ1本の木の枝です。

 

 

 

長く咲いてくれたパチ子ちゃんも、残りわずか。
1株だけは、今年も鉢植えで越冬させることにした。

 

プリムラ・ジュリアン。この色が好き。

 

冬苺の赤。そして、

 

藪柑子の赤。


ヤブコウジより大きく、センリョウより小さく、葉が細長いのはカラタチバナ。千両、万両に対して「百両」だとか。
木陰を好むけれど、陰すぎる狭い場所に長年いて、思うように伸びられなかったので、少し日の射すところに移してみたところ。
冬に常緑で赤い実がつくものは、その実が食べられなくても喜ばれる。南天も、クリスマスのホリーも。
あとは、ジャノヒゲの青い実があるといいなあ。気の長いプロジェクト。

 

本日のにゃんズ。

忙しかったら、「猫の手も借りたい」と言ってみる価値はあると思う。

 

たまに貸してくれるので。

 

クレ坊、本日オフ。

 

頭の下に後足。くうすう。

 

はいはい、ボクもね。

 

いいお顔。

 

本日の「いいね!」

Le petit tronc

小さな丸木橋を渡る動物たちを、ナチュラリスト Jean Chevallier のカメラトラップがとらえた。シャンパーニュ、フランス。

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どたばた

2020-12-04 11:24:45 | 日々

毎度しょうもない画像ですみません。
「たたかいごっこ」の好きなボーイズ。

 

「なんだよー」「やるのかよー」

 

 

 

 

 

 

きょうはクレ兄ちゃんのほうが優勢だ。
手加減するのをやめたのかな。


「どうだ、まいったか」

 

「まだまだッ」

 

お、コマ吉の反撃!

 

試合は白熱しておりますが、放送時間がそろそろ…。


「えー、もう行っちゃうの? ここからがいいとこなのに~」

3歳児(コマ)と5歳児(クレ)のたわいない兄弟ゲンカ。というより自主トレーニングかな。ヒト年齢に換算すると、それぞれ20代と30代のいいオトナなんですが(笑)
こういうの、動画でアップすれば早いんだろうけど、ここのブログは動画の投稿ができない。いったんYouTubeに投稿したものを貼るしかないって。ややこしいわあ。

今年は春に一度だけ、ナベゾーをちらっと見かけたが、その後、よそ猫はあらわれず、なんとなく平和が保たれている。
ナベもオズも、どうしているかなと気になる。来れば来たでトラブルの種だし、こっちは寝不足になるから、もちろん来ないほうがいいけれど。
長年にらみをきかせていたさんちゃんがいなくなったわが家は、セキュリティ面がいささか心もとない。クレ坊は小柄で気立ても優しいし、コマテケは持久力がなく隙だらけだ。トレーニングだけで実戦にならないことを祈っています。

 

本日の「いいね!」

Striking Aerial Photographs of Namibia’s Arid Landscape

オーストラリアの写真家 Leah Kennedy が空からとらえた抽象画のような風景。ナミビア。

 

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見えない虹

2020-12-02 11:47:57 | 日々

このあいだの「巨大穴あき雲」の日は、そのあとも次から次へと面白い雲がやってきて、目が離せない一日だった。
そのしめくくりに、夕方4時近くなって、西の空にあらわれたのが「逆さ虹」とも呼ばれる「環天頂アーク」。
太陽はすでに森陰にあり、その上方、この画像では上から三分の一くらいのあたり、真横に、わずかに上向きに反った虹の切れ端が…
写ってない!(笑)
たしかに眼では見えたんですけどもね、とても色が薄かったので、カメラでとらえることができませんでした。ざんねん。

同じような現象は6年前の秋にもいちど目撃しており、そのときは色がもう少しはっきり見えたけれど、「環水平アーク」と間違えている。
太陽の「上」にできるのが「環天頂」で、下にできるのが「環水平」だそうです。(合ってます?)
一般的な虹と違うのは、どちらも太陽の側に見えること。
いわゆる「雨あがりの虹」というのは、太陽を背にしたときに見えるもの。

そして、いよいよ見えなくなったあとの空の神々しさ。

 

ナンキンハゼもすっかり葉が落ちた。

 

高い枝にぽつんと残ったメジロの巣。
初夏の頃、こんなところで子育てしていたのかと、今の時期になって初めてわかる。

 

ナンキンハゼの白い実がぽつぽつ見える。
シジュウカラが食べに来た。

 

ふふ、食べてる食べてる。
この実は丸ごとくわえていかず、枝についたまま、周囲の油脂分をちびちびかじりとって食べるようだ。

 

外に出るとき羽織っていたフリースの裏に、いつのまにか草の種がいっぱいついていた。

 

チカラシバの種。
根元部分には下向きのこまかい毛がびっしり生えていて、衣服に刺さるとなかなかとれない。
でも、チカラシバ側としては、永久にくっついていたいわけではなく、同じ環境内の適当なところで落としてもらわなきゃ困るんだから、やっぱりフリースなんてものは想定外でしょうね。

 

羽。これはMが拾ったもの。
長さ約45ミリ。根元の白い綿毛と、先端の黄色味がかったオリーブグリーン。
アオバトの、脇腹から腰にかけての羽。

 

本日のクレボーイ。

冬毛でむくむくころころしております。

 

 

瞑想中だからピントが合わない。

 

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