閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

朝顔

2010-10-15 11:27:35 | 日々
朝顔は夏の風物詩、という思い込みがなかなか抜けない。

入谷鬼子母神の朝顔市は7月初旬。
頭の中では、金魚、風鈴、ほおずき、かき氷などと
同じところに並んでいる。
しぼんだ花を摘んで色水遊びに興じた夏休み。
そうそう、ラジオ体操に行くときに咲いていたっけ。
最後に着た記憶のある浴衣も、紺地に朝顔の柄だった。

一方、西洋朝顔は、完全に秋の花だ。
最近になって、ようやくそのことが納得できるようになった。
日本のものにくらべて、驚くほどたくましい。
勢いよくつるを伸ばし、ハート型の葉を黒々と茂らせ、
いっぱいに花をつけているのをあちこちで見かける。
朝顔といっても、これは昼間も咲いているから、
よけいに目につくのだろう。

工場の金網フェンスを占拠した青い花。
民家の生け垣を乗っ取った純白の花。
電柱に這いのぼり、上でぐるぐる巻きになっているのは、
感電しないかと心配になる。
霜のおりない市街地では12月に入るころまで花が残り、
その横でクリスマスの電飾が用意されていたりするので、
頭の中の季節感は大いに混乱する。

放置された空き地では、低木に葛がおおいかぶさり、
さらにその上を野生化した朝顔がおおいつくし、
あざやかな濃い青紫の花をいちめんに咲かせている。
遠目なので正確にわからないが、もしかしたら
西洋朝顔ではなく、琉球朝顔という品種かもしれない。
(琉球朝顔は宿根性で、挿し木でふやすそうです。>あやめ草さん)

沖縄原産の植物が、本州でも平気で繁殖しているのは、
やっぱり温暖化のせいだろうか。
沖縄だから「外来」とは呼べないけれど、
在来の植物を圧迫しているのは間違いないので、
このまま放っておいて、大丈夫なのかどうか。


そういえば、秋の七草のひとつである日本原産の葛が、
観賞用にと持ち込まれたアメリカで野生化し、
大迷惑になっている、という話を聞いた。
それはそうでしょう。
葛の花は、近くで見るとゴージャスな感じで、香りも良いが、
(子どもたちは「ファンタグレープ」と呼んでいた)
花が「観賞」できるころには、本体はヤマタノオロチ級になり、
駆除するには何メートルも根を掘らねばならない、
ということを、多くの人は知らない。

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秋明菊

2010-10-14 08:46:54 | 日々
菊だけど、どこか菊らしくないような…と
ずっと前から思っていたら、じつはキク科ではなく
キンポウゲ科でアネモネのなかまだと知った。
ああ、そうだったんだ。

こちらが忘れていても、毎年ちゃんと忘れずに咲いている。
コスモスとはまた違う、紫がかった落ち着いたピンクが好きで、
いつもお隣まで見に行く。
自分ちに植えればいいようなものだけれど、
庭と呼べる場所は、晩秋になるまでずっと木陰なので、
植えてもたぶん日照不足で無理だろう。
では庭の外は、というと、猪に掘り返されるか、
鹿に食べられるか、どちらにしてもがっかりなので
試してはみない。


山の栗が、今年は久しぶりに豊作で、
お砂糖をいれてペーストにしたり、栗ご飯にしたり、
渋皮煮をこしらえたりと、ひと月たっぷり楽しめた。
夜に落ちる栗は、猪がひとつ残らず拾ってしまう。
ヒトは欲張りなので、昼間に行って木を揺すったりして、
ちょっとでも多く採ってやろうと試みるけれど、
栗の実は落ちるときにならなければ落ちないものだ。

1キロほどまとまったら、熱湯につけて皮をむき、
渋皮もきれいにむき、ビニール袋にいれて冷凍庫にしまう。
炊き込みご飯にするときは、必要なだけ取り出して、
凍ったまま炊飯器にポンと入れる。
これが便利。

生栗をそのまま保存する方法もなくはないが、
時間がたてばたつほど皮むきがおっくうになる。
季節のうちに、拾った勢いが残っているうちに、
加工できるところまでしてしまうのがコツで、
さすがに今年はむき方もだいぶ上達した。

さあ、もうじゅうぶんだ。
これでおしまいにしよう…と自分に言い聞かせても、
目につけば、また5つ6つとポケットに入れてきてしまう。
閑猫のご先祖は、野ねずみか、りすかなんかでしょう。
きっと。
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絵・その6

2010-10-13 09:49:43 | サンゴロウ&テール
「ドルフィン・エクスプレス」の脇キャラ案として
画用紙にいっぱい描いてもらったもの。
捨てがたく、とってあります。
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ならべる

2010-10-12 08:54:28 | 日々
きれいな色の葉っぱを見ると
どうしても並べたくなってしまうのでした。

  こんなところにも。
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きのこれくしょん

2010-10-11 10:18:55 | 日々
今年は初めて見るようなキノコがあちこちで目につく。
気候のせいか、たまたまその時期に外をうろうろしているせいか。
キノコの寿命は短く、2、3日で消えてしまうことが多い。
だから、見たことのないキノコでも、ずっと昔からいたのだろうと思う。

そういえばマツタケも豊作だと新聞に書いてあった。
でも、このあたりのキノコは得体の知れないものが多いし、
図鑑を見ても同定は非常に難しいから、
うっかり食べるわけにはいかない。

あんまんみたいなキノコ(上)と、パイみたいなキノコ(下)。
あんまん茸は3つ並んでいて、1つはちょっと触ったら壊れてしまった。
見かけよりずっともろい、メレンゲかスフレみたいなものだった。
パイ茸は、この色と、ぷうっとふくらんだふくらみ具合が、
ロシア料理の「キノコのつぼ焼きシチュー」を連想させる。
うーん、なんだか美味しそうですね。



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絵・その5

2010-10-10 13:08:12 | サンゴロウ&テール
マリン号。
ポストカードより小さいくらいの絵。
ずっと壁にかけてあったので
少し色がとんでしまったかも。
(退色しやすいピンクを使っていた時期があって…)
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絵・その4

2010-10-09 15:05:41 | サンゴロウ&テール
たぶん「旅のはじまり」の頃のサンゴロウ。
というか、プロトタイプ?
ふっくらして可愛い…(笑)
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絵・その3

2010-10-08 10:37:56 | サンゴロウ&テール
「みどりの小鳥」の章扉に使わなかったほうの絵。
ペンでこまかく描いてあります。
(描きこみすぎて暗くなっちゃったのだそうだ)
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絵・その2

2010-10-07 10:34:46 | サンゴロウ&テール
もうひとつ。
こちらも制作年がわかりませんが、
「その1」より新しいです。
サイズは88×50ミリ。
目はブルー。

サンゴロウシリーズの表紙にときどきみられる
オッドアイ(左右色違い)は著者設定ではありません。
『みけねこレストラン』のすみれちゃんも左右で色が違うし、
『流れ星レース』の表紙のテール君もそうなので、
おそらく画家の気分次第かと思われます。
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お店ごっこ

2010-10-06 08:18:15 | 日々
お嬢さん、お嬢さん!
秋物いろいろ入荷してますよ。
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