閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

あれぇ?

2009-01-20 09:23:02 | 日々
昨日は朝から外出し、暗くなって帰宅。
着替える間もなく、にゃあにゃあいう猫どもにゴハン皿を配って回る。
ふと見ると…あれぇ?
じゃこが、窓の「内側」にちょこんと座っているではないか。
遠慮がちながらも、一人前に催促コールをしています。

ついさっき、縁側にいるのを確認したばかり。
そして窓は閉まっている。
この子、いつ入ったんだっけ?

食べ終わったので、じゃこを外に出し、窓を閉めました。
しばらくして、階下でカタコトと物音がする。
ふと見ると…あれぇ?
すももの食べ残したお皿に顔をつっこんでいるのは、
まぎれもなく、じゃこではないか。

いつのまにか猫穴の場所をおぼえ、出入り術をマスターし、
自主的に「おかわり」をしに来たらしい。
かしこいぞ、じゃこてん。

そっと様子をみていたら、そのまま「内側」にいて、
ストーブ横の特等席でちんまりしています。

いやあ、嬉しいな。
しかし、同時に、ちょっと困ったな。

というのも、じゃこは他の猫のように人馴れしていません。
その上、他の猫に遠慮もあるので、すぐこそこそと隠れたがるのです。
なにしろ細くて小さいじゃこなので、ちょっとの隙間でも入れます。
そして毛皮は迷彩仕様。地味なこと、この上なし。
つまり、家の中に潜んでいると、どこにいるか、ぜんぜんわからない!
足音もしないし、呼んだって返事しないし。


2時間後に見たら、じゃこ、ストーブのそばにいませんでした。
ということは…

えーと、どこにいるんだろうか??
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ごろごろ

2009-01-16 22:32:31 | 日々
本日の、じゃこさんです。
ほら、もうすっかり飼い猫みたいでしょう。

いつのまにかダンボールハウスにも入るようになりました。
縁の下よりは風があたらないので、少し安心です。
今週は、丸1日半、留守にしたのですが、
じゃこはどこにも行かず、ここで待っていてくれました。

抱っこすると「ぽってり」とたしかな手ごたえがあり、
遠慮がちながら、ごろごろ、小さくのどを鳴らすのも聞こえます。

縁側の窓をわざと開けておいたら、そろりそろりと入ってきて…
でも、ちょっとした物音に驚き、大慌てで飛び出していってしまった。
とても用心深くて怖がりの、じゃこてん。

このまま、うち猫になるかな。
ならないかな。

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三枚のおふだ

2009-01-13 14:38:08 | 日々
このブログのずーっと最初のころに書いたことがありますが、
黒猫さんちゃん、相変わらずやっております。
「スターバックスのコースターを机の上から落とすこと」

わたしは机のそばに布団を敷いて寝ており、
机の上にはパソコンを始め大小さまざまなモノがのっている。
コースターとはいえ顔の上にダイレクトに落ちてきたら危険です。
「落とされたくなかったら早く朝ゴハンくれ」
おねだりというより、脅迫ではないか、それは。

どこかへころがったコースターを探し回るのが面倒なので、
寝る前に落とされない場所に片付けてしまうことにしました。
(真鈴は携帯のストラップが好きなので、それも隠す)
ところが…

さんちゃん、机にすわりこみ、しつこく探しています。
みつからないと、かわりに別のものを落とすのです。
何を落とすかわからない、というのは、
かえって心配で、寝ていられません。
そこで用意するのが、「三枚のおふだ」もしくは「三種の神器」。

・桃
ちりめん細工の「つるし飾り」のひとつ。
縁起物のはずが、もうヨレヨレになっています。

・玉
猫用おもちゃとして市販されているボール。
ウレタンフォームか何か、爪のかかる素材。

・ひも
ストーブのたきつけの小枝をしばったり、
畑で使ったりするので常備してある麻ひも。

いかにも「さあどうぞ」と並べるのではなく、
「ほんとは落とされたら困るんだけどなー」という感じに
さりげなく置いておくのがコツ、かも。

この三種が、毎朝、いっこずつ順番に落ちてくる。
日によって、ポリ袋の結んだのなども適当に混ぜておきますが、
いずれも軽くて柔らかいため、遠くへはころがっていかないし、
万一あたっても痛くはない。
ときどき手探りで拾っては投げ返し、時間をかせぐ。
まあ…何やってるんだか(笑

しかし「おふだ」の効き目はいつまでもつのやら。
今朝は、机の上で「ずずっずずっ」と音がする。
見ると、ノートパソの角が机の端から3センチはみだして…。
わーっ。
それこそ一番「落とされたら困る物」だよっ。

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充電中

2009-01-11 11:19:43 | 日々
本日の、じゃこてん。

前回アップした写真は大晦日に撮ったもので、
7日の時点でも、ほぼ同様のガリガリ猫だったのですが、
ここ数日で、だいぶふっくらとしてきました。

うちの猫に比べれば、まだまだ貧相なものですが、
とりあえず「骨と皮」の危機状態を脱し、
ぺたっとはりついていた毛がふわっと立つように。
しょぼしょぼだった眼も輝きが増しました。

なにしろ一日中、人の姿を見ると条件反射的に
「ゴハンくれーくれーくれー」とわめいていたのですが、
だいぶ落ち着いたらしく、前ほどは鳴きません。

日に何度も、じゃこに「充電」をします。
名前を呼ぶ。なでる。抱っこする。
寒いので、丸洗いすると風邪ひきそうだし、
ブラシをかけても骨にあたって痛そうなので、
かわりに古Tシャツで全身を拭いてやります。
昨日は耳のお掃除もしました。
鼻の上の毛がすりきれています。
ゴミあさりの暮らしが長かったのかな。

うちの猫たちは、食後は必ず前足をなめ、丹念に顔を洗い、
それ以外でもひんぱんに毛づくろいをしていますが、
じゃこてんは、しません。
のびのび手足を伸ばして寝ることも、
縁側から離れて出歩くこともまったくしません。
まだそれだけの余裕がないらしい。
「衣食住」というけれど、猫の場合は「食食食」!
そのつぎに「住」で、「衣」はずーっとあとまわし。
というより、食が確保できれば、同時にそこが住まいになり、
栄養がいきわたれば、しぜんと外側もきれいになるのでしょう。

猫歴は長いのですが、いつも小さい子猫から飼ってきたので、
このサイズの半野良の世話は、じつは初めてです。
居つくだろうか。
いちどお医者に連れてって健康診断してもらわないと。
それに、じゃこてん、お嬢ちゃん猫ですので、
ほうっておくと、やがて縁側猫がふえて困ることに…。

というところへ、こんどはMが、鳥を拾ってきました。
ヒヨドリで、成鳥ですが、しっぽの羽根が1本もありません。
おそらく何らかの事故にあって失くしたものと思われます。
他に外傷はなく元気なのですが、ちゃんと飛べるかどうか微妙。
とりあえずこれも保護し、九官鳥の餌など与えて様子見ることに。
(身に覚えのある者は正直に名乗り出るように。
特に、そこで熟睡中の「ま」のつく黒猫ッ!)

今年は新春から、なんか忙しいぞ、の閑猫堂。



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やどかり猫

2009-01-09 11:55:41 | 日々
縁側のじゃこてんが夜は寒いだろうと、
即席のダンボールハウスを作ってみましたが…

見向きもしません。

猫ってそうなのよね。
決してこちらの思う通りにはならない。
入っちゃいけないとこには入るし、
入って欲しいとこには入らないものです。
相変わらず縁の下のごしゃごしゃしたところで寝ています。

さんちゃんが来て、
「ん? なんだコレは?」とのぞきこみ、
小さすぎる入り口から無理やりぎゅうぎゅうと入って
顔を出したところ。

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ドルフィン・エクスプレス

2009-01-08 10:24:49 | サンゴロウ&テール

昨秋に一度ちょこっとだけ予告をいたしましたが、
「テール&サンゴロウの声」がネットで聴けます!

「子ども放送局」の「子どもとしょかん・おはなし玉手箱」
こちら

動画画面の右の「もくじ」で「ドルフィン・エクスプレス」を
クリックしてください。
(視聴に登録などは不要ですが、PCのみです)

「子ども放送局」というのは文部科学省から配信される、
学校・図書館・児童館向きの非営利インターネット放送です。
ごらんいただけばわかりますが、いわゆるアニメ化ではありません。
本のイラストをそのまま使って、せりふと音楽を入れてあり、
なかなかうまく工夫して作られています。
番組は「おすすめ本の紹介をする」のが目的なので、
「あとは本を読んでね」って、途中で終わっちゃうのが残念ですけど。

いやあ、テールの声は、ほとんど想像したとおり。
加藤拓也さんという声優さんだそうです。
サンゴロウさんは、どなたかわかりませんが、渋めの低音で、
(荻野晴朗さんという名前が出ているので、この方なのかも?)
このおふたりの会話シーンなんか、ちょっと、どきどき(笑
ヒナコさんは元宮緋美さんです。

じつは「旅のはじまり」「キララの海へ」「おてつだいねこ」等も
過去に同番組で放送されたのですが、
当時はまだネット配信じゃなくCS(通信衛星放送)だったため、
一般には見ることができなかったのです。

来月は「三日月ジョリー」が配信になるそうなので、
またお知らせいたします。おたのしみに。

<2013年9月26日追記>
上記リンクは存在しますが、動画は現在視聴できないようです。
録画DVDがありますので、どうしてもどうしても見たいっ!という方は
こっそりご連絡くださいませ。

・「黒ねこサンゴロウ キララの海へ」2007年4月放送
・「ドルフィン・エクスプレス」2009年1月配信
・「三日月ジョリー」2009年2月配信

Windowsのパソコンなら視聴できると思いますが、
その他の機器では未確認です。

 

ドルフィン・エクスプレス (わくわく読み物コレクション)
竹下文子/作
鈴木まもる/絵
岩崎書店
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じゃこてん再び

2009-01-07 14:39:32 | 日々
お正月を「がっつり食べて」過ごした呼夜が
きょうは帰るので駅まで送っていき、
戻ってきたら、縁側に魚の骨がありました。

漫画の猫がくわえているような魚の骨です。
頭はついてないが、尾はついている。
大きめのアジか、小さめのサバくらいの魚。
それが陽のあたる縁側にぽんと置いてある。

はて、なんでしょう、これは。
たしかに昨夜はサバを食べましたが、この骨はうちのじゃない。
身は三枚におろしてカラ揚げにし、
アラは味噌汁のだしに使うため二つ三つに切ったので、
こういう丸ごとの状態で残っているはずがない。

理解できず、5秒間くらい、じっと骨を見つめていましたら、
「にやあーっ」といって、縁の下から猫が顔を出しました。
あれえ? じゃこだ!

じゃこ、ささっと骨をくわえて縁の下へ。
のぞいてみたら、奥でバリバリとかじっています。
相変わらずやせてはいるけれど、元気そうじゃないか。
じつをいうと、また来るとは思っていなかった。
6日間、どこでどうしていたのやら。

それにしても、魚の骨が謎。
じゃこが持ってきたとしか思えないんですが、
これ、手みやげ? お年賀?
それとも今月分の家賃のつもり?
(…にしては自分で食べてますけどね?)
そして猫缶とドライフードを「さんちゃんよりたくさん」平らげ、
縁側でひなたぼっこしている、じゃこてん。

結局この子に会えず残念がって帰った呼夜に、
「入れ違いだったよ」とメールしたら、返信あり、
「次に行く時までにウチ猫にしとけ(笑」とのこと。
ううむ、どうしたもんかな、っと。
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よそ猫・じゃこてん

2009-01-03 20:24:18 | 日々
あけましておめでとうございます。
今年も猫年の閑猫堂ですので、
猫ワイン(ポルトガルの発泡ロゼ)でご挨拶申し上げます。


暮れの30日のことでした。
窓の外を、すすすっと通った猫と目が合いました。
「あれ? アナタ、誰?」
茶と焦げ茶の混じったキジトラ。
尻尾も長くて、うちの茶々姫にそっくりです。
でも、よく見ると、お茶々よりずっと小さい。
そして骨が浮き出て見えるくらいガリガリにやせている。

外に出ると、ちょっと逃げて、こっちを見ています。
根っからの野良猫という警戒ぶりではありません。
ゴハンをあげたら、すぐ寄ってきてガツガツ食べました。
どうやら生まれて半年くらいの子猫のようです。
うちの猫を見ると、ささっと縁の下にもぐります。

うち猫どもの反応はというと…
茶々さん。
うなりながら、わざわざ出ていって叩こうとする。
(自分に似てるのが気に入らないのでしょうか)
さんちゃん。
ぼわわっと尻尾までふくらませて威嚇。
(いかにも強そうに見えますが、じつはかなり小心者)
すもも。
2階からじいっと見ていて、降りてこようともせず。
(ええ、そうだろうと思いましたよ、ばあやは)
真鈴。
間近でしげしげと観察した後、ぷいっとあっちへ行ってしまった。
(富豪のお嬢様がマッチ売りの少女を見たような態度!)

縁の下で、二晩、丸まって寝ていました。
さて、どうしたもんか。
この状態では、うちの猫と同居は無理だろうな。
それにヒトは元日の朝早く出かける予定あり。
とりあえず縁側猫でいるかい?
ということで、ゴハンと水を置いて出かけました。
2日の夕方に帰ってきたら、空っぽのお皿だけあって、
猫はもういませんでした。

食べて元気になって、もっと安心な場所を探しに行ったかな。
それだったらいいけれど。
ちりめんじゃこみたいにやせっぽちだったから
「じゃこ」と二日間呼んでいました。
じゃこてん、おなかすいたら、またおいでね。


ところで、2日にヒトが帰宅したとき、家には
腹ぺこ三太郎と、引きこもりすももしかいませんでした。
翌朝、お茶々がひょこっと帰ってきましたが、
真鈴は…3日深夜になってようやくご帰宅。

お正月からどこで何をしていたのか真鈴さんは。
「ラフォーレの初売りに行ったんじゃない」とわたし。
「神社で巫女さんのバイトしてた」とM。


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