閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

よそ猫・じゃこてん

2009-01-03 20:24:18 | 日々
あけましておめでとうございます。
今年も猫年の閑猫堂ですので、
猫ワイン(ポルトガルの発泡ロゼ)でご挨拶申し上げます。


暮れの30日のことでした。
窓の外を、すすすっと通った猫と目が合いました。
「あれ? アナタ、誰?」
茶と焦げ茶の混じったキジトラ。
尻尾も長くて、うちの茶々姫にそっくりです。
でも、よく見ると、お茶々よりずっと小さい。
そして骨が浮き出て見えるくらいガリガリにやせている。

外に出ると、ちょっと逃げて、こっちを見ています。
根っからの野良猫という警戒ぶりではありません。
ゴハンをあげたら、すぐ寄ってきてガツガツ食べました。
どうやら生まれて半年くらいの子猫のようです。
うちの猫を見ると、ささっと縁の下にもぐります。

うち猫どもの反応はというと…
茶々さん。
うなりながら、わざわざ出ていって叩こうとする。
(自分に似てるのが気に入らないのでしょうか)
さんちゃん。
ぼわわっと尻尾までふくらませて威嚇。
(いかにも強そうに見えますが、じつはかなり小心者)
すもも。
2階からじいっと見ていて、降りてこようともせず。
(ええ、そうだろうと思いましたよ、ばあやは)
真鈴。
間近でしげしげと観察した後、ぷいっとあっちへ行ってしまった。
(富豪のお嬢様がマッチ売りの少女を見たような態度!)

縁の下で、二晩、丸まって寝ていました。
さて、どうしたもんか。
この状態では、うちの猫と同居は無理だろうな。
それにヒトは元日の朝早く出かける予定あり。
とりあえず縁側猫でいるかい?
ということで、ゴハンと水を置いて出かけました。
2日の夕方に帰ってきたら、空っぽのお皿だけあって、
猫はもういませんでした。

食べて元気になって、もっと安心な場所を探しに行ったかな。
それだったらいいけれど。
ちりめんじゃこみたいにやせっぽちだったから
「じゃこ」と二日間呼んでいました。
じゃこてん、おなかすいたら、またおいでね。


ところで、2日にヒトが帰宅したとき、家には
腹ぺこ三太郎と、引きこもりすももしかいませんでした。
翌朝、お茶々がひょこっと帰ってきましたが、
真鈴は…3日深夜になってようやくご帰宅。

お正月からどこで何をしていたのか真鈴さんは。
「ラフォーレの初売りに行ったんじゃない」とわたし。
「神社で巫女さんのバイトしてた」とM。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする