閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

スコップ持ってお散歩

2007-06-19 11:29:26 | 日々

…を1時間あまりしてきたところ。
つかれたー。

以前にも書きましたが、うちの水道は天然水です。
山の沢からパイプで水をひいて、裏庭のタンクにためて、
そこから電動ポンプで家の中に入れています。
ふつうに蛇口をひねれば都会と変わらず水が出る
(お湯だって出る!)ので、ついつい油断してしまうのですが、
このしくみは単純かつ非常に不安定なもので、
こまめな保守点検が欠かせません。

毎朝、パイプをつないで、きれいな水をタンクにいれる。
いっぱいになったら、あふれてくるから、パイプをはずす。
雨の日は水が濁るのでタンクにいれない。
大雨のあとは取水口が詰まるのでお掃除をする。
基本的にはそれだけ。
ふだんはMが担当していますが、
きょうみたいに留守で連絡がとれないときもあるので、
全員が一通りのメンテナンスはできる…ことになっています。

今朝は、タンクにいれようとしたら、
パイプに水がきていませんでした。
おかしいなあ。
昨日は朝のうち少し降ったけど、たいした雨じゃなかったし。
それとも山の奥のほうでたくさん降ったのかな。

とりあえず長靴はいて、スコップ持って水場へ出かけます。
浅い川底に取水枡というコンクリの四角い箱が埋めてあり、
ここが砂利や泥でふさがってたらスコップが要るのですが、
水量もふつうだし、ごみもなくきれいな状態。
おかしいなあ。

念のため、手順どおりにお掃除をして、
元通りふたをしめて、これでよしっ、と帰ってきたら、

やっぱり、水、出ていないじゃない。
どうしてっ?

落ちついてよーく考えてみましょう。
水は高いほうから低いほうへ流れる。これが基本です。
パイプの向こうから水を入れて、こっちから出てこない。
ということは…パイプの途中が詰まっているんじゃないか。

しかしですね。
パイプは全長100メートルか200メートルか知らないけれど
長ーいだけでなく、その間はそれこそ山あり谷ありで
大部分はアクセス困難だし、さらに一部は土に埋めてあるし、
いったいそれのどこが詰まっているの??

しかたないので再度スコップ持って水場へ行く。
そこから谷川づたいにパイプをたどってみると…
少し下ったところで継ぎ目がはずれているのを発見。

なあんだ。
これでは、水、こないわけですよ。

急斜面をずるずると谷底までおりて、
ジョイントをしっかりつないで、
そこらの藤蔓などにつかまりながら這い上ってきて、
ミッション完了。

ここ何週間か、よくわからないインターネット接続などで
さんざん頭を悩ませていたあとだったので、
こういう目に見える、手でも触れる作業というのは、
なんだか気持ちがいいや!としみじみ思うのでした。

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