閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

お仕事モード・つづき

2006-07-30 09:18:45 | 日々

…で、今はどうなっているかというと。
じつは、お仕事は一時OFFで、プライベートな〈翻訳モード〉。
アメリカの鳥類学者Alexander Skutch 先生の書いた本を
蟻がおせんべいをかじるようにちびちびと読んでいるところ。
しかし5日たってもまだ12ページめです。
全部で300ページ近くあるというのに。

スカッチ先生はとってもロマンチストなおじいさんで、
鳥が好きで可愛くてしょうがないという気持ちがあふれてて、
学術書でもどことなくほほえましいのですが、
なにしろ内容が外国の鳥のことばっかりなので、
日本語訳がほとんど出ないのです。
出ない、だろうなあ。
専門用語だらけの原書をがんばって読了したあとで
じょうずな訳書が出たらがっくりですよ。

特に英語ができるとか好きとかいうのではなくて、
(単語は覚えないし、喋るほうもぜんぜんだめ)
たぶん「文字」が好きなんでしょう。
お菓子やワインのラベルでも何でも、文字が並んでいて、
なんて書いてあるのかわからない、となると、
もう、気になって、読みたくてたまらないわけです。

ロシア語もアラビア語もハングルもルーン文字も
インダス文字もヒエログリフもみんな気になる。
シャーロック・ホームズの「踊る人形」とか大好きだし。
…もしかしたら暗号解読マニアなのかも。

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