お散歩についてきたコマ吉。
今日はすごくハイで、草むらを「びょんびょんびょん!」とあちこち跳ね回り、その勢いで栗の木に「しゅたたたっ」と…
軽やかに駆けのぼった。と思いきや、
おっ、と。
おおっ、とっ、とっ…
ひえ~~っ。
がんばったけど、枝の「上」には戻れず、そのままバックで、ずりずり…
ずりずりずり…
ここまでくれば…
最後まで慎重に…
ふう、やれやれ。
「見てたんなら助けろよー」
ごめんごめん。だって、高くて届かないし、へたすると二次遭難の危険もあるし…コマちゃんなら絶対大丈夫って信じてたから…
「ボクは必死だったのにっ」
ヘナヘナ猫だったコマ吉も、このごろだいぶ「3歳オス」らしい体型になってきたけれど、パワーが上がったぶん、身軽さは前ほどでなくなっている。木登りの失敗を目撃するのはこれで3度目。
人と一緒だったり、クレ兄ちゃんと走り回っているときは、ついつい子猫気分ではしゃいで登ってしまうのだろう。ひとりのときはたぶん登らないと思う。