閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

飛騨の飛騨牛

2006-07-25 08:36:19 | 日々

…と、銚子産いわし。
今夜のおかず、ではありません。
先日買ってきた「季節限定」キャットフードです。
駿河湾の桜えび、っていうのは、春に買いました。
広島の牡蠣とどこやらのサンマ、っていうのもあったなあ。
猫は喜び、食べますが…すぐ飽きます。
どれでも、おんなじ。食べる、飽きる、この繰り返し。
だから銘柄は買うたびに変えないとだめ。

うちの猫は、ドライフードが主食、缶詰がおかず。
既製品におまかせしてるのは、簡単だから…
それと、猫が「小型肉食獣」だから。
ヒトは雑食動物なので、ヒト用の食材と感覚で猫のごはんを
作ってあげるのは、意外に難しいことなのです。

ロフティングの「ドリトル先生」シリーズに、
ネコ肉屋(cat's meat man)のマシュー・マグという
なかなか忘れがたい脇役が登場します。
毎日、荷車をひいてやってきて、猫を呼び集め、餌を配る…
昔のロンドンには、そういう職業があったんですね。
日本だと猫には魚だけど、英国だからお肉。たぶん馬肉。
もちろん、飼い主がお金を払って契約してる家の猫だけで、
そうでない猫はもらえないのです。
マシューは無教養な男で、あやしい前歴もあるという設定だけど、
どれがどこの家の猫かぜんぶ覚えてるんだから、偉いと思う。
(しかし、ロフティングは犬派の人だったらしく、
ドリトル先生に猫の活躍する話はあまりないみたい)

スーパーの売り場へ行くと、笑ってしまうほどいろいろ並んでいます。
デンタルケアとか毛玉対策とか高齢猫用とかタウリンとかカテキンとか。
ささみとか舌平目とか紅鮭とか焼津のまぐろとかチーズとかしらすとか。
ほんとにそういう味なのかどうか、気になるけど、
食べてみたことのある飼い主って、めったにいないと思う。
それなのに、つい「味」で選んでしまう、キャットフードの謎。

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