閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

玉虫

2024-07-25 16:16:16 | 日々

外から駆けこんできたMが、手をおにぎりの形にして「カメラ、カメラ!」と呼ぶので、あ、玉虫だ! とすぐにわかった。
今月、飛んでいる姿は一度目撃していたけれど、間近で見るのは久しぶりだ。

玉虫さんはカブトムシのようにのっそりしていない。せかせかと休みなく動きまわり、たちまちお日さまのほうへ飛んでいってしまう。なんとかこれだけ撮れました。

 

 


連日の猛暑で、家にこもる日がつづいている。時間帯によって、風が入るところを開けたり、日の入るところを閉めたり、扇風機の弱風を背中にあてながら過ごしている。パソコンが熱っぽくなってきたら、小さい卓上扇風機も回してやる。いまのところそれほど熱のこもる仕事はしておりませんが。電力会社からは「節電にご協力を」と「無理せずエアコンを使いましょう」という2種類のお知らせメールが交互に来る。どうすりゃいいのだ。
冷蔵庫には湯ざましの大きいペットボトルと、冷たい甘酒を常備。念のためスポーツ飲料も1本入れてあるけれど、これはあまり飲みたくない。

今年は冷やし味噌汁にはまっている。インスタント(生味噌タイプ)を少量の熱湯で溶き、水で薄めて氷を浮かせる省エネバージョン。暑い日でも飲みやすく、水分+塩分補給に良い。
きゅうりがたくさん採れすぎたときに、保存漬にする余裕がなかったので、薄切り塩もみした状態で小分け冷凍しておいた。きゅうりって冷凍できるの? と半信半疑だったが、酢の物などにするとしゃりしゃりして意外に美味しい。水気がしっかり切れているので、かさはだいぶ減ってしまうけれど、ポテトサラダに入れても水っぽくならない。きゅうりの風味もちゃんと残っている。これ、もっと作っておけばよかったなあ。

朝6時前に目が覚めて、庭に出た。すでに蝉の声が壮大な耳鳴りのように響いている。
アジサイは焼けて茶色くなった葉が目立つ。とくに今年鉢植えでもらって地におろした2株は、まだ根がじゅうぶん張っていないので心配だ。朝夕に水はまいていたけれど、間に合わず枯れてしまったものもいくつか。
トレニアがぽつぽつ咲き始めているが、いつもなら混み合ったところをちょいちょい抜いて空いた場所に移していくのに、こう暑くては移植ができない。
庭のブルーベリーの大きい枝が1本折れていた。実はもうほとんどない。黒く熟す前の色づいた段階でやられている。ヒヨドリくらいでは折れたりしないから、身体のでかいカラスのしわざに違いない。桜の木に、甘え声の巣立ちっ子が3羽、いつも一緒にかたまっている。もしかしたら前のファミリーではなく、別のところのが巣立ったのだろうか。

元気な植物もある。秋明菊はこれまでにないほど大きくわさわさと繁っているし、エリゲロンは数日見ないうちにとんでもないところまで領土を拡大している。野良レモンの木にもきれいな新しい葉がついていた。鉢植えではペチュニアに代わってペンタスが絶好調。
ゴーヤもオクラも、暑いほうが機嫌が良い。ゴーヤの小さい実を3つみつけた。早く食べたい。
(今回は植物の画像はありません。カメラが重くてピントが合わぬ…)

本日のにゃんズ。

めずらしく「寝てない猫」をみつけましたが…

 

あ、やっぱり寝るんだ(笑)。

 

夕涼みのふたり。

本日の「ぜんぜんよくないね!」

英語の「夏」、比較級から最上級に格上げ

ひえぇ、温暖化を通り越して、地球沸騰化…! 
えーと、ご存じかと思いますが、これは全体がフェイクニュースなので、summer(夏)がsun(太陽)から派生したという一見もっともらしい説も信じちゃいけませんよ。
日本ほど湿度の高くない(しかし冬の寒さは厳しい)ヨーロッパでは、夏はむしろ「過ごしやすい良い季節」という認識。サマーバケーションというのも、一番良い季節に戸外で積極的にお日さまを浴びて楽しむのが本来の目的で、暑すぎて勉強や仕事に集中できないから休みにしよう、という趣旨ではない、でしょ。日本語では清少納言の昔から1年は春夏秋冬の4期に分かれているけれど、英語だと古くは summer と winter の2期制で、人間が活動できる(春秋もふくめた)「あったかい半分」と、活動できない「寒い半分」をあらわす一対の言葉だったのだそうです。「いくつ夏を過ごした」という表現で年齢を数えたりもした、とか。
いまやそれがじわじわと逆転し、真冬でも夏野菜がつくれるようになった一方で、夏は人が活動できない休眠期間になりつつある、のか…。

関係ないですが、英語の辞書で summer の項を見ていたら、「東京で夏を過ごしませんか?」「とんでもない、暑すぎますよ」という例文が出てきて、笑いました。これ、誰と誰の会話なの? とんでもない暑さをものともせず真夏のニッポンに押し寄せる海外からの観光客はどれだけタフな人たちなのでしょうか。
いやいや、笑いごとではない。みなさま、熱中症、急な雷にゴリラげう雨、ビールの飲みすぎ等々にくれぐれも気をつけて、どうぞご無事でおすごしください。

コメント
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