閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

雲のアーティスト

2012-11-28 17:57:17 | 日々


・・というのは上の画像のタイトル。
いま「ぎゃー!」と言った人、ごめんなさい。
まるで自分の作品のように、そこにいたのが、
ほほえましく、思わず撮ってしまいました。

 

さて、「Suicaならぬ西瓜が使える自販機」の話題につづき、
こんどは別のところで「最近の回転寿司」の話。

レーンに乗って自動的にまわってくる皿を取らずに、
注文して握ってもらう客が増えている、のだそうです。
(そうなの?)
それなら板前さんのいる普通の寿司屋と同じでは?
と思ったら、注文は目の前のパネル操作でするのだと。
ピッと押して待っていると、目の前にガチャンと出てくる・・
回転寿司というより、これはもう「寿司自販機」。

つまり、板前さんに注文するには、声をかけるタイミングとか、
安いネタばかり頼むのはどうかとか、まあいろいろあるわけで、
他の食べ物にくらべてやや敷居が高い。
そんなことに一切気を使わず食べたいものを食べたいだけ食べたい、と。
そういうニーズにこたえて、ああなって、こうなった、ということなのですね。

材料は自分で調達に行かない。
調理も自分でしない。
人にしてもらって、代価は払うけれど、直接のやりとりはしたくない。
あいだにいろんなモノをはさみ、間接的にすればするほど、
ギブとテイクの関係がぼやけ、ものごとがスムースにいくらしい。
これも一種の「ロンダリング」?

「乞食」と書かれた自動販売機にコインをいれてみたら
カードが1枚ぽとりと出てきた。
見ると「おありがとうございます」と書いてあった。

・・という小話を昔どこかで読みましたが、
こういうことは、とっくにジョークではなくなっている。
この傾向は今後さらに進むのではないかと思われます。

しかし、生の魚のスライスをご飯にのせただけの食べ物に、
どうしてこんなややこしい仕掛けが必要になるのか。
もしかして魚ではなく舞台装置のほうに人はお金を払うのだろうか。
現代の寿司屋は、テーマパークの一種と考えるべきかもしれない。
メリーゴーランド。コースター。ぐるぐる走る鉄道模型。
そのうち、回転ならぬ「ピタゴラ寿司」なんて、できないでしょうか。
(食べないけど、ちょっと見てみたいかも・・笑)


ところで、
前回の「Cloud in room」に音夢鈴さんからコメントいただきました。

>雲を「養殖」できるのですね?
>雲も「養殖」と「天然」では味が違うんでしょうか?

養殖・・言われてみれば、たしかに!
キノコの天然ものと養殖ものくらいの差はありそうですね。
・・と考えていると、上の回転寿司の話と混ざって、
妙なイメージが浮かんできます。

あっちで作られた雲が、ふわふわと流れてくるのを待ち構え、
各自お箸でキャッチ!
(流しソーメンならぬ「流しクラウド」ね・・笑)

 

本日の水玉。

今年は珍しくパンジーらしい模様のパンジー。
水玉さんたちも座り心地がよさそう。

 

そして、もうひとつ・・これも水玉! かなり好み!

雫のグラス

ああ、すてきだ~♪
雲をつくる人もいれば、しずくをつくる人もいる。
つくろうと思うことが素晴らしい。
類は友を呼ぶ。
この世界には会ったことのないおともだちがたくさんいます。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Cloud in room | トップ | 実と種・その1 »