写真に撮ると紅葉みたいになってしまうけど、春です。
東西南北、どの窓を開けても、2本以上の桜が見える。
毎年、「ああ、あれも、あれも桜だったんだ」と思う。
見える範囲はぜんぶうちの庭、のつもり。
ときおり静かに花びらが舞ってくる。
もうオオルリが渡ってきた。
あちらこちらの木をめぐり、伸びやかな美声をひとしきり披露していく。
夕方、西の川の向こうで鹿の声がしたので、じーっと見ていたら、杉木立の間にメスの鹿がいて、じーっとこっちを見ていた。
「ピョッ!」と鋭く鳴くのは警戒音だが、それほど急ぐ様子もなく斜面をのぼっていく。
近頃の鹿は、ある程度の距離があれば、人を見たくらいでは逃げない。鉄砲を持っていないことがわかるのかもしれない。
うしろに、もう1頭、小さいのがいる。今年生まれの子鹿だ。おかあさんと同じ場所で立ち止まり、同じポーズでこっちを見る。
姿はディズニーのバンビそのもので、ほっそりした脚がとても可愛らしい。
先を行くおかあさんに促されて、ぴょん、ぴょん、ぴょん、と軽やかにスキップしていった。
西の空。
半月を狙って、はずれたらしい。
庭がなかなか庭らしくならないので、
こんなのもちょっと植えてみたり。
これから春、夏、秋と、庭のどの部分がどんなふうに日なたになり、日陰になるか、まだはっきり確認できていないので、何を植えるかの計画が立てにくい。
ガーデニングより水玉拾いに熱心な閑猫。
しかし、困ったことに、
これらはすべてナガミヒナゲシの葉っぱ!
庭の土は、去年まで青じそ畑だったところからユンボで移してもらったもので、畑にヒナゲシが生えるのはまったく気にしていなかったけれど、花壇にこの花の種が何百も混じっていたらどうなるか…というのは、春になって初めてわかった。
抜いても抜いてもきりがなく、端のほうではもう花咲き始めてるし。どうしましょ。
水玉率が高い植物は、それだけで楽しいんだけどね。
(このあと、青じその芽が大量に出てくる予感も…)
赤いランドセルが目立つ、山もみじの1年生。
本日の「いいね!」
Vietnamese supermarkets go back to leaves
ベトナムのスーパーでは、プラスティック使用をやめて葉っぱ包装に。
まだ「実験段階」だそうですが。
バナナの葉は大きくて使いやすい。日本ではこのサイズの手頃な素材がない。
昔のように新聞紙で…といっても、この先、紙の新聞だっていつまであるかわからないしねえ。