閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

よそ猫ミラノ

2024-05-28 11:50:05 | 日々

朝のヒルザキツキミソウ。


早朝、よそ猫警報が出る。よくあるパターンだ。
午前3時45分。もう外はうっすら明るみ、鳥も小さく鳴き始めているけれど、ヒトの起きる時間ではない。このヒトは夜ふかしで、まだ3時間半しか眠ってないんですから。
しばらく寝たふりをしながら、うなり合いを聞いていたけれど、いっこうにやまないので、しかたなく起きる。
階下のデッキで、家の西側を向いて猛烈にうなっているのは、コマ吉。
ナポリ君が、また来たのかな。
外に出てみたら、物干し台の下に薄茶の猫がいて、目が合ったら逃げていった。新顔だ。
寝ぼけまなこで、一瞬、あれ? コマの兄弟? と思ったけれど、全体にコマよりぼやけた色で、白いところがはっきりしない。
逃げ方がナポリより素早く、途中で振り返ったりもしなかった。人慣れしていないような感じだった。

コマは興奮がおさまらないのか、相手が見えなくなってもウ~ウ~が止まらない。出てきたクレに向かってもうなりつづけるので、クレちゃんはわけがわからず、ビックリしている。
危ないので、ブランケットをすっぽりかぶせ、背中側からくるむように持ち上げて室内に入れた。
こういうときは、へたに手を出すととばっちりを食うことがある。視界を遮って静かにしていれば、じきに落ち着く。

よそ猫に、3回続けてコマが対応した。というのは、偶然だろうか。この家の警備隊長はコマになったのかな?
どうも心もとない感じではあるけれど、現在クレは9歳で、コマは6歳半。一般的に若いほうが体力もあり、むこうみずでもあり、テリトリー防衛意識も高いといえる。
「警備隊長」というのは擬人化して言っているだけで、猫は本来社会生活をする動物ではないから、役割が決まっているわけではない。気づいた者が即対応に当たる。そして、テリトリー意識が高いほど、最前線にいつも気を配っているから、侵入者にも早く気づきやすい。という単純なしくみかもしれない。

クレも、クレの師匠だったさんちゃんも、かつては逃げ出した相手をとことん追っかけて追い詰め、派手な取っ組み合いをやったりしていた。
コマは深追いしないタイプ、つまり、守備範囲がほぼ家(=建物)だけ、ということか。それは、家に来られるともうあとがない、ということでもあるから、かなり怖かったんだね。
うなり合いだけなら怪我をせずに済むので、そのほうがこちらも助かります。

その数時間後。
ふと窓の外を見たら、コマがじいっと座っている。
小雨が降り始めているのに、熱心に見張りかな。

…と思ったが、何か違和感があり、よーく見直したら、



  

コマじゃなかった。
逃げてったよそ猫は、これです。
シッポが前足を巻くくらい長いところは、コマに似ていなくもない。
よく見ようとしてドアをそっと開けたら、瞬時に逃げられた。
前のよそ猫がナポリだから、この子はミラノ、でいいかな。
イタリアとは何の関係もありません。


くらべてみると、ぜーんぜん表情が甘いよなあ。この顔なんか子猫のまんまじゃないですか。


今年もホオズキが元気。

 

もう青い実がたくさんついている。

 

バイカウツギ(ベルエトワール)も咲き始めた。
近くにいると、ほんのり良い香り。

 

 

苺畑に生えた謎のキノコ。
しっかり肉厚で、大きさもあり、美味しい種類ならラッキーだけど…見るだけにしておきましょう。

 

ホタルブクロ。自生するのは白だけなので、赤紫のも欲しいな。と毎年言っていて、毎年買いそびれる。まあいずれ、ご縁があれば。

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