閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

カケス・その2

2021-03-07 22:58:57 | 日々

朝6時の空。
いつもそんなに早起きではない。この日は、隣室で「カタン…カタン…」とあやしい物音がするので目が覚めた。そおっとのぞいたら、わたしの机の上で、真鈴ちゃんがUSBケーブルをおもちゃにしていた。
このごろ真鈴は、ヒモ状のものによくじゃれる。夜にTVを見ていると、床を這っているイヤホンのコード(なぜか無駄に長い!)が気になってしょうがないらしく、ひっくり返ってじゃれつき、抱え込んでガジガジ噛む。そのうち切れるのではないかと思う。
小型双眼鏡のストラップも、前足の爪でひっかけ、ちょっとずつちょっとずつ動かして、最後はテーブルの縁から落とすので、油断ならない。「どん」と落ちると、じーっとのぞきこみ、それから「落ちたわよ?」と他人事のような顔でこっちを見る。「はいはい」と拾うのはヒトの役目。


またカケスです。

この日は2羽が交互にやってきた。この2羽は仲が良いわけではなく、先客を、あとから来たのが追い払う、というシーンが何度も繰り返される。
色かたちはほとんど同じで見分けがつかないから、ほんとは3羽かもしれないし、4羽以上かもしれない。
これまでほとんど「声はすれども姿は見えない」鳥で、非常に用心深いのだと思っていたが、こうして庭にあらわれるようになったら、急速に人なれしたようだ。
こちらも目が慣れたので、かなり遠くにいるカケスでも、それとわかるようになってきた。

こことか…

 

こことか…

 

こことか。

 

ぱくぱく。

 

ごっくん。

カケスという名は「懸巣」と書いたりもするが、巣をかけるのは他の鳥でもすることだから、それが由来とは思えない。
カラス、ウグイス、ホトトギスは、どれも鳴き声からきている。
ツバメ、スズメも鳴き声、ハトは羽音…ではないかと、わたしは勝手に考えているけれど、どうでしょうか。
英名の Jay はあきらかに鳴き声だ。カケスも、鳴き声かしら。ジェージェーは、ガーゲーと聞こえなくもない。それが「カケ」になったのは、昔の仮名文字に濁点も長音記号もなかったせいだろうか。
 ↑
(と、書いてはみたものの、それはどうも本末転倒だと気づく。濁点がなかったのは、書き分けが必要でなかったから…つまり濁音は清音の「なまったもの」として厳密な区別をしなかった、ということなのかな?)

 

待ってるマミちゃん。

 

ふきのとう姉妹。これはどちらも雌花。結局、今年は食べそこねた。

 

この色のクロッカスがいつも最後に咲く。

 

夕方の空。
晴れでも曇りでもお空はきれいだなあ。

 

本日のにゃんこ。

またの名を、にこまる(茶)と、きぬひかり(黒)。Mの命名。

「にこまる」も「きぬひかり」もお米の銘柄なんですけど、たまたまニュースで耳にしたとき、この2匹を見たら、なんとなく、ぴったり!のような気がしたのでした。
以来、ときどきコマは「にこまる」、真鈴は「おきぬちゃん」と呼ばれております。
「にこまる」というお米は、もちもちっとして甘みがあって美味しい。わたしはお米の味ってあまりよくわからないほうだけど、これだけはわかります。

 

コメント
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