庭の菊も咲き始め。
夜の12時をまわったころ、おもてで物音がするのに気づいた。
金属に物が当たるような「コン……コン……」という音だ。
はて?と窓を開けてライトで照らしたが、特に何も見えない。
窓を閉めようとしたら、腕の下からクレが左の方をジッと見ている。
ライトをうんと左に向けてみたところ、闇の中に、
何か豪華な燭台のようなものが浮かび上がった。
しかも、それはゆらゆらと揺れながら、ゆっくりこちらに
近づいてくるではありませんか。
時節柄、ハロウィンのナニカ?という考えが頭をかすめ、
正体を見きわめるのに3秒くらいかかった。
枝分かれした立派な角を頭に乗せた牡鹿であった。
角が重いのか、それとも繁殖期の示威行動なのか、
首を左右に振りながら、わっさ、わっさと歩いてくる。
わが家は私道から一段低いところに建っていて、
道の端には車が落ちないようガードレールがある。
そのガードレールに角があたって音がしていたらしい。
わたしは2階から間近に見下ろす形になり、
「うわ! おっきい!」と思わず声が出た。
鹿は、それで初めて気づき、あまり素早くはない足取りで
脇にそれ、斜面をのぼって姿を消した。
鹿は毎晩のようにうろついているし、つい先日も
角のない3頭連れ(たぶんメスと子ども)を見かけたけれど、
この豪華な燭台つきお父さん鹿はさすがに別格の感じだ。
窓から数メートルのところをこんなのが夜な夜な歩いているとは!
鹿は(少なくとも日本では)人を襲ってこないから危険はないとはいえ、
力比べになったら人間はぜんぜん勝ち目がないわけで、
そのことに鹿も猪も気づかなければいいけれど。
足跡。たぶん。
本日のおやつ。
アメリカからやってきたバニーグラハム。
いろんな種類があるみたいです。
これはチェダークラッカー。ちっちゃいうさぎさんの形が可愛い。
開封したらなるべく早く食べること。なぜなら、
逃げるから(笑)
本日の「いいね!」
文豪による「カップ焼きそばの作り方」
もうこれめちゃくちゃ面白いです。
どんどん「文豪」じゃなくなっていくけど。