とりこみ中のお二方。
さんちゃんvsウラシマ宿命のライバル一騎打ち。
あれ? ウラシマ選手、目をそらしました。戦意喪失か。
穏便にこの場を立ち去る機会を、双方じーっとうかがっているところ。
去り際に背後から攻撃されるのを避けたいようだ。
こういうことを繰り返しつつ、しだいに仲良くなっていく…
というのが、なかなか順調にはいきません。
10日ほど前、何かのはずみで裏庭でとっくみあいの大喧嘩になり、
ウラシマは足を怪我して、しばらく痛そうにしていた。
そっちに気をとられているうち、さんちゃんの右目が開かなくなった。
まぶたが腫れているのかと思ったら、眼球が充血しているようだ。
こりゃーまずいぞと、キャリーケースに詰めこんで、病院へ。
さんちゃんを連れて行くのは5年ぶりくらい。
たしか前回もよそ猫とのケンカの傷だった。
前と同じく、車の中でも待合室でもワーワーと鳴いていたけれど、
診察台でキャリーから「むにゅ~っ!」とひっぱり出されると、
あとは別猫のようにおとなしい。
先生は、あちこちに古傷やかさぶたがあるのを見て、
「おお、こりゃあ強そうだなあ。ちょっとツメ切らせてね」と、
ばちばちばちっとあっというまに全部の爪を短くする。
(うちでは後足の爪は切ったことがないです)
それから濃い緑色の目薬をさして、眼球の傷の検査。
やっぱり角膜が炎症を起こしていた。
注射を1本。それに目薬を3種類。
この目薬を、順番に20分間隔でさすのだそうだ。
それを1日3回。つまり毎日9回の目薬タイム。
「家でうまくできないようなら、入院させるので連れてきてください。
ちょっと集中して治療したほうがいいので」と言われた。
たしかに、うちはふたりとも自由業だからなんとかなるけれど、
そうでなかったら在宅治療はなかなか大変かもしれない。
帰って、まず表を作り、どの目薬をいつさしたか記録するようにした。
そうすれば、気づいた人、または手のあいている人が、
次の目薬をさすことができるからだ。
20分(以上)というのが微妙な長さで、その間にどこかへ行ってしまうので、
たびたび目薬を持ってさんちゃんを探しにいくことになる。
さすがに夜はいちいち探せないので、つかまえてきて家に入れ、
3番目の目薬をさし終わるまでとじこめておく。
状況をややこしくしているのがウラシマで、さんちゃんにつきまとって
しつこくけんかを売るので、落ち着いて目薬をさすことができない。
相手のハンディにつけこんで、いっきに形勢逆転を狙っているらしい。
このタイミングでまた乱闘になったりすると非常にまずい。
さいわい、さんちゃんは思ったほど目薬を嫌がらず、
(さすと目がスッキリするのがわかるのかも)
人の手の届かないところに隠れてしまうようなこともなく、
ゴハンもよく食べて機嫌よくしている。
3日たったらだいぶ目が開くようになり、赤みも消えた。
でもまだ左右で輝きに差がある。
もう少し、がんばりましょう。
本日の収穫
あらあらー、ピーマンこんなにいっぱいとれちゃって、
どうするのかしらね~。
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福島大学ねこサークル(ふくねこ)