閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ほどける・その2

2015-03-23 16:03:01 | 日々

もっと下がって、上を見よう。
本日のお供はニコ。

(最近、gooブログって、縦長の画像をアップしても
横になってしまうことがよくあるんですが、なぜでしょうかね。
上の画像も、昨日はどうやっても縦にできなかったのです)

 

これは横で正しいのよ。

 

 

サンシュユの花。

宮崎の民謡「ひえつき節」の出だしに、
「庭のサンシュウの木に 鳴る鈴かけて」というのは、
サンシュユ(山茱萸)ではなくて山椒の木だけれど、
この花を見るたびに、なんとなく、ひえつき節が頭の中で自動再生する。
ふと調べたら、2番以降の歌詞はじつにさまざまなバリエーションがあり、
しかもそれがすごく長い、ということがわかった。
稗搗きはえんえんと続く単純労働だから、飽きて嫌にならないように、
物語性のある長い歌が必要だったのかもしれない。
わたしは那須の大八と鶴富が出てくるのが好きだなあ。
こういうロマンティックな歌詞がついていることから、
稗搗きが女性たちの共同作業だったことも想像できる。
ひとりでは、たぶん、歌わないですからね。

そういえば、このあいだ、たまたま明治の文献を見ていて、
「線香の作り方」に興味をもった。
杉の青い枝葉を干して、粉にして、練り固める。
と、書けば簡単だけど、どうやって粉にすると思います?
いまだったら粉砕機にいれてガーッとやればすむだろうけど、
機械化以前、電気もない時代には、何もかも人力だ。
むしろの上に並べ、連枷というヌンチャクみたいな棒で、
ひたすら叩いてはふるい、ふるっては叩き、粉になるまで叩き続ける。
そのときも何か歌をうたったかどうかはわからないけれど、
ただ「燃やして煙が出るだけのもの」を作るために、
これほどの手間と労力を惜しまない、人間ってすごい。 

(その「煙が出るもの」は、「食べられるもの」と交換できる、
すなわち商品価値を持つわけで、そうじゃなかったら、
みんなそれぞれ自分の食料の調達だけでせいいっぱいで、
他のことを考えているひまはない。昔話の猿蟹ではないけれど、
とりかえっこという技を覚えたところから、人類の文化は
飛躍的に発達していった・・というのは「閑猫論」ですが!)

 

 

写真ではサンシュユと似たように見える、こちらはアブラチャン。
油瀝青と書く。そんな重たいイメージはどこにもない木です。 

 

 

そしてお待ちかねのヒュウガミズキ。 
(酔猫さん! 咲いてますよ!)

 

 

黄水仙のうち、これは小型の品種。
20センチくらいの丈で咲くので、控えめで可愛らしい。 

 

 

 

 

 

 お待ちかねっていえば、この子たちも・・

 

 

ぽかぽか春のひなたを満喫中。
見分けがつかないとよく言われますが、上が真鈴で、
下がさんちゃんです。
さんちゃんが敷いている枯れ草は、鳥の巣博士が
ワークショップに使うために刈ってきたものの残りらしい。
真鈴は、さっそくカナヘビの「初物」をうれしそうに・・
とってこなくていいのっ! 

 

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きゃーーーーっ!

 

コメント
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