岩崎書店のアンソロジー『うめの花とてんとうむし』に
短編「電車にのって」を入れていただきました。
こがしわかおりさんが、楽しい絵を描いてくださっています。
「花の咲く童話集」というシリーズの3巻目で、
花にまつわるお話が7つ入っています。表題作は工藤直子さん。
手にしたとき、どこか懐かしい雰囲気だなあと思ったら、
装画が安野光雅さんでした。
「電車にのって」という作品は、もうずっとずっと前・・正直にいうと
35年くらい前(えええ?)に書いたもので、年代的には『風町通信』の
前になるわけですが、国語教科書に採用されたことがあるので、
いまだに教材プリントなどに使われており、もしかしたら、
どこかで目にされた方もいらっしゃるかもしれません。
花にまつわる話、と言われて、あれ? そうだっけ?と
読み直してみましたら、たしかに、そうでしたね。
当時から、タイトルのつけ方が、へただ(笑
花の咲く童話集 (3) うめの花とてんとうむし | |
岩崎書店 2015年 |
元の本はこちら。
電車にのって [教科書にでてくる日本の名作童話(第2期)] | |
竹下文子・作 鈴木まもる・絵 | |
岩崎書店 1997年 |
これは「電車にのって」の他に、「学校の帰りに」「日曜日には夢を」
「風」「野のピアノ」という、なかなか不思議なセレクトのアンソロジー。
(サブタイトルがまぎらわしいですが、教科書にでてくるのは
「電車にのって」だけです)
で、そのまた元の本は・・
右が1984年の初版(偕成社)。
左のひとまわり小さいほうが1990年の新装版。
装丁とサイズが違うだけで、内容は同じ・・だったと思う・・。
(このへんのは若書きが多いんで、読み返すのがコワイのよ)