玄米を1袋もらった。
精米機も「あげる」と言われたが、置き場所もないので辞退した。
しかし、うちの炊飯器では玄米は炊けない。
フィスラーの圧力鍋で、レシピを見ながらおそるおそるやってみたら、
ちゃんと玄米ご飯が炊けた。
といで、水加減して、火にかけて、加圧して20分。
止めたらそのまま置いて、圧が下がってふたがあいたら出来上がり。
底のほうはほんのりお焦げ。
歯ごたえがあり、香ばしくておいしい。
玄米ご飯は、白米よりしっかり噛まねばならない。
そのため食事の時間は少し余計にかかる。
それに、玄米はおかずを選ぶ。
洋風のおかずはあまり合わないと思う。
おいしい味噌汁と漬物。塩鮭の焼いたの。胡麻和え。そんなのが良い。
お米はイネの種子だ。
卵と同じで、1粒1粒がいわば完全な生命体であるから、
丸ごと摂取するのは(もみがらは無理ですが!)理にかなっているといえる。
理にかなった食べ方は満足度が高い。
必要なだけ食べると自動的に「もういいよ」のサインが出る。
比べて白米は、量に見合った栄養分がとれないから、
身体の方でなかなか満足サインを出さない。
しかも柔らかくて抵抗なく喉を通る。
だからつい余分に食べてしまう。
・・のではないか、と、これは例によって閑猫の想像でありますので、
鵜呑みにしてはいけません。
栄養がどうとかという話以前に、わたしはもともと白いご飯は
あまり好きでなく、いつも雑穀を少し混ぜて炊いているし、
うちで焼くパンもライ麦粉や全粒粉を入れることが多い。
うっすら黄色っぽい玄米ご飯をぷちぷちとよく噛んで食べていると、
雀にでもなったようで、嬉しくてにこにこしてしまう。
「一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ・・」
宮沢賢治が「雨ニモ負ケズ」を書いたのは1931年頃だそうだ。
玄米四合がひとりぶん、それが当時としては「少なめ」だということに驚く。
昔の人は体格こそ今よりずっと小さかったが、歯やあごや内臓は
(もちろん足腰も!)相当に頑丈だったのだろうな。
わたしなどはお茶碗一杯(半合弱)でじゅうぶんすぎるけれど。
飽きない程度に、ときどき炊くことにいたしましょう。
あれよあれよという間に頭上を通り過ぎていく。
ほらぁ、むこうの山に逃げられた。
本日の「月と遊ぶ」
「なんかヒビ入ってない?」
「えー、気のせいだろ」
「気のせい、気のせい」
いや、だから、きみたち「木」のせいだってば;
本日の「いいね!」
シャドウダンス
Pilobolus Dance Theatre (動画)
最後のインタビューまでごらんくださいね。
「犬」になってた女性がとってもかわいい。