ども。まいどおなじみ「緑の瞳のマドリ」です。
いやー、寒くなりましたね。
こんな晩は、おうちがいちばん。
あったかいストーブにおいしいごはん。
あ、キャットフードは安いのでいいんですよ。
ボク、まだ野良ですし。
好き嫌いなし、丈夫で長持ちサバイバル仕様。
エコノミーあんどエコロジー。ね?
・・って、こら、人の膝に乗ってえらそうに言うんじゃない(笑)
顔も身体も態度も大きいマドリは、見かけほど体重は重くないのですが、
とにかく、いっぱい食べる! 燃費悪すぎ、全然エコじゃない。
そして、やたらと口数の多い「おしゃべりねこ」。
さて、本題は、こちら。
マドちゃんの左耳には、切符みたいにパンチが2つ入っております。
昔の人はこれを「猫岳参りに行ってきたしるし」といったそうな。
猫岳というのは、人里離れた場所にある猫の聖地。
そこには猫の大王(神様?)がいて、全国各地から猫が集まってくる。
お伊勢さんとか、イスラムのメッカのようなものでしょうか。
そこで何をするかというと、大宴会で大騒ぎ、という説と、
修行場で大王に稽古をつけていただく、という説があるようです。
おとなになった飼い猫が、ときどきふっと姿を消すことがあるのは、
この猫岳参りに出かけたからだというのです。
帰ってきたとき、耳にパンチが入っていれば、その証拠。
猫岳で修行をした猫はかしこくなり、人語を解するようになるので、
猫の前でうっかり秘密をしゃべってはいけない。
(あるいは、それがバケネコ化して云々、と怪談になったりもします)
パンチ2つのマドリは、そうすると、2回も行ってきた古強者、
ということになるわけですが・・どうかなあ。
もともと猫のお耳は薄っぺらで切れやすいしね。
マドちゃん、じつは、べったべたの甘猫(甘ったれ猫の略)
であるらしいことがすでに判明しておりますし。
「ん? いやあ、見られちゃいましたか。王手、なんちゃって」
ちなみに、猫岳伝説、熊本は阿蘇の「根子岳」が本場といわれていますが、
じつは全国各地に似たような話は分布しており、
「ねこ」のつく山や峠もけっこういろんなところにあるらしく。
姥捨山伝説と同じで、地名と話は別々にできたもので、
のちに結びつけられたのではないかと思います。
えーと、「あとかくしの雪」などで知られる「お大師様伝説」について、
閑猫的考察を書くつもりだったのですが、
猫だけでいっぱいになってしまったので・・また別の機会に。
本日の水玉。
大きい、大きい。
シャッター切った瞬間に、落ちました。