閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

プリズム

2011-07-14 22:39:14 | 日々

クラウド・キャッチャーはどうも夏に弱い。
なにしろ強すぎる陽ざしの下では、
のんびり雲を待ってなどいられない。
どっちみちこの季節にはあまり良い雲も出ないし。

つまらないので、他の道具を考えついた。
プリズム。
じつはこれ、レインボー・メーカーのパーツである。
虹製造器のほうも、太陽の高度が下がってくるまで出番がない。
ということで、カメラと一緒に持ち歩き、
こうして咲き残りのアジサイをとじこめてみたりする。
水中花か、花氷の気分で。

 

ちょっとしたきっかけから、昔話のリライトのお仕事を。
とりあえず、西洋のを3つと、日本の昔話を2つ。
グリムは、だいぶ頭に入っているから迷うことがない。
問題は、日本のほう。
まさか自分がやるとは思わなかったので、資料が何もない。
取り急ぎ、柳田国男氏と稲田浩二氏の『日本の昔話』を入手し、
参考にしつつ、制限内にまとめていく。
(えー、これって、こういう話なんだっけ?)
書いたら必ず声に出して読み、声に出しやすい文章に仕上げていく。
朗読用テキストでなくても、昔話に、この作業は必須。
ふと、市原悦子さんみたいな読み方をしているのに気づき、ビックリする。
わたしはTVアニメの日本昔ばなしは見た記憶がないんですけど。
いったいどこで刷り込まれたものやら。おそろしや~。

 

某所で販売していただく絵本に、サインを入れることになった。
その絵本が、先日、どどんと届いた。
50冊ずつ詰めたダンボールが10箱。つまり500冊!
うちじゅうで、大量のサインのできる部屋はただ1つしかない。
つまり、開いてあるページにいきなり猫が泥足で飛び乗ったり、
ダンボール箱に猫が入ってしまったりするおそれのない、
ドアの閉まる部屋。しかもちゃんとした机のある部屋というと、
2階の「元呼夜部屋」(←相撲部屋みたいですね?)しかないわけで。
ダンボールを運び込んだら床面が見えない。
ペンはStaedtlerの Pigment liner。
最近みつけたもので、とても書きやすいのだけれど、
字を書くのは緊張するので、1日に50冊がいいところだと気づく。
このペースだと10日かかる計算。
間に合うのかなあ?
自分の名前を何度も書くと、どこか間違ってるように見えてくる。
小学校で、漢字を毎日100個書く宿題があったのを思い出す。
律儀にちゃんとやっていく子であった。



コメント
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