辞書や事典を「読む」のが好き。
子どものころから、ずっと。
調べものをして、わかったあと、辞書を閉じる前に
その隣の別の記述にふと目がとまる。
興味をひかれる言葉があると、それからそれへと
ページを移り、読みふけって、きりがない。
そもそも何を調べていたのか忘れてしまうことも多いです。
マーガレットという女性名は、ギリシャ語で「真珠」の意味
…ということを知って、へえー、と思いながら、
反対側のページに目をやると、こんなフレーズが。
March winds and April showers bring May flowers.
(3月の風と4月の雨が5月の花をもたらす)
ついでに、ローマの古い暦では1年は10か月で、
3月から始まっていた…ということもわかる。
少し戻って、flower(花)とflow(流れ出る)という言葉は
似てるけど関係があるのだろうか?と疑問がわき、
そっちを調べる。
(あ、つづりは似てても語源はまったく違うんだ…)
じゃあ3月のMarchと行進のマーチは?と、
またまた違うページに飛びながら、
そうだ、「若草物語」もマーチ家だっけ、
アリスの三月兎はrabbitじゃなくてhareだ、などなど。
ひとり遊びに辛抱強くつきあってくれるのは
研究社リーダーズ英和辞典。
10数年使って、いい感じになってきた。
ちょっとね、ウェイン家の執事アルフレッドみたい。
頼れる、楽しい辞書です。